『50/50 フィフティ・フィフティ』のジョセフ・ゴードン=レヴィットが長編映画の監督に初挑戦、4月から撮影を予定している。映画情報サイト「Deadline.com」によると、ジョセフは脚本と主演も務め、スカーレット・ヨハンソンが共演するという。タイトルは未定だが、現代のドン・ファンとも言うべきプレイボーイを描くセクシー・コメディで、ジョゼフは“マシな人間”になるための試行錯誤を続ける主人公を演じる。ジョゼフは子役としてキャリアをスタートしたが、学業を優先して19歳で一度仕事を辞めている。俳優業再スタート後は『(500)日のサマー』、『インセプション』などで活躍。今年は『インセプション』のクリストファー・ノーラン監督の『ダークナイト ライジング』、スティーヴン・スピルバーグ監督の『Lincoln』(原題)、『Premium Rush』(原題)、『Looper』(原題)の公開が控えている。スピルバーグやノーランらの現場で多くを学んだと語るジョセフは「ずいぶん前から短編映画を何本も撮っているんだ。だから、(長編監督への挑戦に)自信はある」と頼もしい。クランクインは4月16日を予定しているが、以前から小さな役で出演を決めていたクエンティン・タランティーノ監督の新作『Django Unchained』(原題)の撮影とスケジュールが重なってしまう。「ちょっとトリッキーなスケジュールだけど、クエンティンに正直に事情を話したら、気持ちよく了解してくれたばかりか、監督業への挑戦を励ましてもらった」。新人監督として、順風満帆のスタートを切れそうだ。© Splash/AFLO