ショーン・ペンが、2009年7月からイランで禁固刑となっていたアメリカ人男性2人の釈放に尽力していたことが明らかになった。イランでハイキング中に逮捕された2人のアメリカ人男性はその後拘束され、スパイ罪で禁固8年の判決を受けていた。ロイター通信によれば、ペンはベネズエラを訪問し、同国のチャベス大統領からイランへの仲介を頼んだという。ペンは数年前から雑誌の取材や映画の企画などを通じて、ベネズエラおよびチャベス大統領と親交を深めている。「ペンはこの件にとても深く関わっています。数か月前に首都・カラカスを訪れてチャベス氏にこの問題を伝え、その後も熱心に取り組み続けました」と情報提供者は語る。ペンから話を聞いたチャベス大統領は「アメリカの友人」から働き掛けられたとして、イランのアハマディネジャド大統領とこの問題について協議した。ともに29歳のアメリカ人青年は21日、100万ドルの保釈金を支払って解放された。© Splash/AFLO