TBS・MBS系新ドラマ『闇金ウシジマくん』の制作会見が9月29日(水)、東京・西新宿の京王プラザホテルで行われ、主演の山田孝之をはじめ片瀬那奈、やべきょうすけらが出席した。漫画家、真鍋昌平さんが漫画誌「ビックコミックスピリッツ」(小学館)に不定期連載中の同名漫画のドラマ化で、超暴利闇金融・カウカウファイナンスで金を借りに訪れる客やその関係者が借金で身を滅ぼしていくさまを描くヒューマンドラマ。4年ぶりの連ドラ主演となる山田さんは、闇金ビジネスの実力とカリスマ性を併せ持つカウカウの社長、丑嶋馨(うしじま かおる)役。「お金の価値を分かっていない人たちが金を借りてしまうんだと思う。僕はお金が最強兵器だと思っている。でも兵器のように分かりやすいものではないからマヒしてしまったり、収入や支出の差があったりお金との距離感も違うので、余計分かりづらい。お金の強さとかを分かってもらえれば」と借金について冷静に分析した。自身は「お金に執着がないので闇金で借りることはないと思う」とキッパリ。やべさんも「借りる気持ちは分かる。いまの世の中、我慢や耐えることより欲の方が深いのか、得られるものがあるとお小遣いをもらう感覚で得てしまうんだと思う。いま一時より先々の人生のことを考えよう、と思ってくれたら」と訴えた。撮影はすでに終了。オススメや見どころは? と司会者から聞かれた山田さんは「風俗店のシーンとかいいですよ、たまんないですよね?」とニンマリしながらやべさんに問いかけ。「俺、その現場行ってないんで…」とちょっぴり残念そうな表情のやべさんを尻目に、山田さんは「下着姿の女の子がいっぱいいて、普通見られないじゃないですか? でも仕事しているツラしてジーッと見ているんですよ」と手振りを交えて振り返り、共演者の笑いを誘っていた。プロデューサーは、フジテレビで単発ドラマ「ナニワ金融道」(1996〜2005年放送)を手掛けた山口雅俊氏。「『ナニワ』を作ったとき、町金の古き良き時代は終わっていて、闇金の最前線とお金を借りる底辺の間でギリギリの人間模様があると聞いて、それを描きたいと思った」と熱っぽく話した。ほかに崎本大海が出席した。ドラマ「闇金ウシジマくん」は10月12日(火)深夜24:55よりTBSにて放送スタート、同14日(木)深夜24:55よりMBSにて放送スタート。