アメリカのインディーズ系映画を対象にした第18回ゴッサム・インディペンデント映画賞の授賞式が2日、ニューヨークで行われ、ペネロペ・クルスやミシェル・ウィリアムズ、イーサン・ホークら、インディーズ作品で活躍するスターたちが一堂に会した。最優秀作品賞に輝いたのは、1月にサンダンス映画祭でもグランプリを受賞したコートニー・ハント監督の『Frozen River』(原題)。貧困を理由に、カナダから米国へ密入国する移民の手助けをするシングルマザーのヒロインを演じたメリッサ・レオはブレイクスルー賞を受賞。最優秀アンサンブル演技賞は『シネクドキ・ニューヨーク』(原題)のフィリップ・シーモア・ホフマン、サマンサ・モートン、ミシェル・ウィリアムズら、『ヴィッキー・クリスティーナ・バルセロナ』(原題)のスカーレット・ヨハンソン、ペネロペ・クルス、ハビエル・バルデムらがタイで受賞した。ほかに、ペネロペ・クルスとガス・ヴァン・サント、メルヴィン・ヴァン・ピーブルズ、HBOドキュメンタリーのシーラ・ネヴィンズが功労賞を受賞。ペネロペには、日本で来年公開予定の『エレジー』で共演しているベン・キングズレーが、ヴァン・サントには、昨年のゴッサム賞で監督作『イントゥ・ザ・ワイルド』が最優秀作品賞を受賞したショーン・ペンがプレゼンターとして賞を授与した。(Yuki Tominaga)『ヴィッキー・クリスティーナ・バルセロナ』でスカーレット・ヨハンソン、ハビエル・バルデムらとともに最優秀アンサンブル演技賞に輝いたペネロペ・クルス。© AFLO