これまで人間の闇の部分を題材にしたホラー作品を数多く手がけ、海外でも絶大なる評価を受けてきた黒沢清が、初めて“家族”の物語に挑んだ『トウキョウソナタ』。先日閉幕したカンヌ国際映画祭の「ある視点」部門で、グランプリに次ぐ審査員賞受賞という快挙を成した本作が、凱旋帰国した。6月4日(水)、映画の舞台であるトウキョウで行われた完成披露試写会の席で、監督ならびに、香川照之、小泉今日子、小柳友、井之脇海ら佐々木一家の面々が再集結し、大勢のマスコミ陣が見守る中、カンヌで参加できなかった授賞式に代わり、壇上で授与式が行われた。
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