
A24映画『ベイビーガール』コラボアイテム発売、劇中のハイヒールや犬がモチーフに
「A24」とコンセプトストア「V.A.」によるコラボレーションアイテムが3月8日(土)より限定発売。ニコール・キッドマン主演『ベイビーガール』をモチーフにしたアイテムを店舗とオンラインストアで展開。
売れない女優と挫折した韓国人カーリング選手の恋を軸に、カーリングでの冬季オリンピック出場を目指す彼らの挑戦を描いたスポーツ・ラブコメディ『素敵な夜、ボクにください』。本作が2月24日(土)、公開初日を迎え、主演の吹石一恵をはじめ占部房子、関めぐみ、枝元萌ら共演陣、監督の中原俊が舞台挨拶に登壇した。“カーリング”“韓国”“青森”など様々な要素を持った本作だけに登壇者からは多様な側面からの作品に対するコメントが聞かれた。中原監督は「初日は何回やってもドキドキするもの」と語ったが、吹石さんをはじめ“カーリングエンジェルス”の4人は、映画さながらに元気なコメントで会場を大いに盛り上げた。
先日開催されたベルリン国際映画祭における特別招待作品としての上映、さらに花魁道中を模したレッドカーペット登場で大きな話題を呼んだ『さくらん』。本作が2月24日(土)、いよいよ公開初日を迎え、蜷川実花監督をはじめ、主演の土屋アンナ、安藤政信、椎名桔平、木村佳乃、菅野美穂、石橋蓮司、美波が記者会見、舞台挨拶に登壇した。作品への思いや、いじめる女の心理、撮影中のエピソードなど次から次に繰り出されるコメント、掛け合いに会場は大きな盛り上がりを見せた。
メキシコの鬼才・ギレルモ・デル・トロ監督作品の『パンズ・ラビリンス』が撮影賞、美術賞、メイクアップ賞の3部門受賞という快挙を成し遂げた。ちなみにノミネートは外国語映画賞、作曲賞、脚本賞も含む6部門。
今年最高の映画を決める最優秀作品賞に、レオナルド・ディカプリオ、マット・デイモン、ジャック・ニコルソン、マーク・ウォールバーグらハリウッド超豪華俳優陣が集結した『ディパーテッド』が輝いた。本作はマーティン・スコセッシが監督賞を受賞したほか、脚色賞、編集賞とあわせて4つの賞を獲得。今回の受賞により、アジア映画のハリウッド・リメイクにも再び注目が高まるだろう。
主要5賞の内でも注目度の高い主演男優賞を受賞したのは、自ら監督もこなすフォレスト・ウィッテカー。これが初ノミネート・初受賞となった。2003年にこの世を去った、イディ・アミン元ウガンダ大統領を演じたフォレスト。「演じることは繋がること」と自らの演技論を述べ、受賞の喜びを語った。
長年受賞が待ち望まれていたマーティン・スコセッシ監督が8度目のノミネートにして初の受賞を果たした。『ディパーテッド』は、香港マフィアの裏側を描いた『インファナル・アフェア』の脚本を元に、舞台をアメリカのボストンに移してリメイクしたサスペンス・ドラマ大作。先日の来日時には記者会見で「アカデミー賞を目指して映画をつくっても受賞は出来ないことがわかった」と苦笑いしていたスコセッシ監督。ついに“無冠の帝王”の名をくつがえす受賞となった。
1994年の『英国万歳!』、2001年の『ゴスフォード・パーク』に続く、3度目のノミネートで初めての受賞となったヘレン・ミレン。ちなみに前2回は助演女優賞。『クィーン』では、世界のプリンセス、ダイアナ妃が交通事故で亡くなった直後のエリザベス女王を演じている。自国の女王を演じたことに「彼女のためでなければ、ここにはいなかっただろう」とエリザベス女王本人に感謝の意を表した。
先日来日したばかりのジェニファー・ハドソンが最優秀助演女優賞を受賞。映画デビュー作にして、アカデミー賞受賞という快挙を成し遂げた。受賞スピーチでは「一番のインスピレーションは祖母でした。彼女は歌手でしたが、夢をつかむことが出来なかった。彼女のおかげであきらめずに頑張ることが出来ました」と語り、「信じられない!」と何度も繰り返し感謝の気持ちを表した。
ちょっと不思議な一家のロード・ムービー『リトル・ミス・サンシャイン』が脚本賞を受賞。『バベル』のギレルモ・アリアガ、『硫黄島からの手紙』のポール・ハギスとアイリス・ヤマガタ、『パンズ・ラビリンス』のギレルモ・デル・トロ、『クィーン』のピーター・モーガンと並み居る強豪を制したマイケル・アーントは初ノミネート初受賞となった。
アメリカ合衆国元副大統領のアル・ゴアが地球温暖化による環境破壊について訴えるドキュメンタリー作品『不都合な真実』が受賞。先日、アル・ゴア氏が来日を果たし、日本でもヒットを記録している本作。これを機にアル・ゴア氏の活動が世界中に広まると嬉しい。
アメリカで大ヒットしたコメディ『ボラット(原題)』、『イン・ザ・ベッドルーム』でも同賞にノミネートされたトッド・フィールドの『リトル・チルドレン (原題)』、『トゥモロー・ワールド』のティム・セクストン、『あるスキャンダルの覚え書き』といった激戦を制したのは香港映画『インファナル・アフェア』のハリウッドリメイクとなる『ディパーテッド』のウィリアム・モナハン。初ノミネートにして初受賞となった。
最優秀外国語映画賞を受賞したのはドイツ映画『善き人のためのソナタ』。歴史学者や目撃者への取材、記録文書のリサーチに4年を費やし、人類史上最大の秘密組織“シュタージ”の内幕を暴く。ドイツ映画がアカデミー賞外国語映画賞にノミネートされるのは7回目(ドイツ統合後)。本作は現在シネマライズほか全国にて公開中。
『ロスト・イン・トランスレーション』のソフィア・コッポラ監督による『マリー・アントワネット』が衣裳賞を受賞。ファッション業界を舞台にした『プラダを着た悪魔』を押さえての受賞となった。とはいえ、18世紀のフランス、ヴェルサイユ宮殿を舞台にした豪華絢爛な衣裳は、誰もが美しいと思うはず。
「A24」とコンセプトストア「V.A.」によるコラボレーションアイテムが3月8日(土)より限定発売。ニコール・キッドマン主演『ベイビーガール』をモチーフにしたアイテムを店舗とオンラインストアで展開。