南アフリカの知られざる現状を未来への希望を込めて描き、アフリカ映画として初のアカデミー賞外国語映画賞受賞という快挙を成し遂げた『ツォツィ』。本作の日本公開が4月14日(土)に決定した。南アフリカの首都・ヨハネスブルクのスラム街。物語の主人公は「不良」を意味する“ツォツィ”という呼び名と怒りと憎しみだけを抱え、本当の名前も過去も、そして未来すらも捨てて、犯罪を繰り返しながら生きる少年。ある日、彼は強奪した車の中に赤ん坊を見つける。この小さな命との偶然の出会いが、図らずもツォツィの無軌道な人生を少しずつ変えてゆくことに——。監督は自身もヨハネスブルク出身のギャヴィン・フッド。スラムに生きる少年たちの姿を通して、「世界一の格差社会」と言われる南アフリカのアパルトヘイト後の過酷な現状を鋭く切り取った。数多くの観客の涙を誘い、各国の映画祭で絶賛を浴びた『ツォツィ』が4月14日(土)、いよいよ日本に上陸する。
「ブッチャーよりもツォツィの方に理解出来るものがあった」プレスリー・チュエニヤハエ『ツォツィ』インタビュー 2007.4.13 Fri 20:58 “ツォツィ”とは、「不良、チンピラ」を意味する南アフリカのス…