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すべての人のためのゲイ映画『メゾン・ド・ヒミコ』レビュー 画像

すべての人のためのゲイ映画『メゾン・ド・ヒミコ』レビュー

「観たことのない映画を観たい!」というのならこれをおすすめします。たしかに“ゲイ”という設定を用いてはいますが、彼らを通して男女、親子、仲間といったもっと大きな愛について描いている作品です。それはいわゆるゲイの人のためのゲイ映画ではなく、すべての人のためのゲイ映画なのです。だからこそ、春彦と沙織があることを試そうとするシーンは泣かせます。そこには愛の持つ希望と絶望のすべてがあるからです。また、やはり犬童一心監督の『ジョゼと虎と魚たち』にも見られたファンタジックなセットや、ミュージカルのようなダンスシーン、西島秀俊の非人間っぷりも必見! オダギリジョーと柴咲コウはいずれ劣らぬ名演をみせますが、女性はオダギリを、男性は柴咲を支持する傾向が強かったことは特に面白かった。かくいう私は…オダギリジョーにひたすらため息をつくばかり。私が男でも惚れたに違いありません。本当に美しい人は性別を超えて愛される。これぞまさに究極の愛でしょう。

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text:Shiho Atsumi
text:Shiho Atsumi

互いを分かりあいたいと願うことこそが愛なのだ『メゾン・ド・ヒミコ』レビュー

娘を捨ててゲイになった父と、その父を憎みながら孤独な人生を生き抜いてきた娘、そして年若く美しい父の恋人の男。3人が過ごした最期の夏に分かったのは、互いを分かりあいたいと願うことこそが愛なのだということ…とシットリ書いちゃったが、一番面白かったのはゲイの老人ホーム「メゾン・ド・ヒミコ」の個性あふれるゲイ爺さんたち。ラブリー系にインテリ系、マッチョ系、男気系、いろもの系…そのキャラがあまりに濃いので、こんな爺さんたちをゲイっていう一点だけで一括りにできるかっ!という気分になり、プロセスはどうあれ非常にまっとうな結論へと導かれる。中でも一番笑ったセリフは「味海苔みたい!味海苔みたい!」。この爆笑を映画で味わってほしいなあ。オダギリジョーが恐ろしいほどに美しく、特にダンスホールのソファで足を組んで座るショットは鼻血もの。

今年下半期は、イギリス映画に注目!! vol.4 ハリウッド・スターも登場! ロンドンの演劇事情 画像

今年下半期は、イギリス映画に注目!! vol.4 ハリウッド・スターも登場! ロンドンの演劇事情

私、今ロンドンに来ています。テロ警戒中で不穏な空気が漂っている?…と思いきや、珍しく快晴の日々が続いているせいもあるのでしょうか、なんだか夏特有ののびのびムードが満点。ヨーロッパ各地からバカンスで訪れている人も多く、家族連れの姿も目立ちます。

『空中庭園』豊田利晃監督インタビュー 画像
シネマカフェ編集部
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『空中庭園』豊田利晃監督インタビュー

東京郊外の団地に住む、どこにでもいる普通の家族。父、母、娘、息子、祖母…でも“普通の家族”って何? 映画『空中庭園』は“家族”という仮面の下に隠されたその正体を、静かに、しかし容赦なく暴き出す。直木賞作家・角田光代の原作を、『青い春』などの豊田利晃監督が小泉今日子を主演に迎えて映画化した。

「LOST」CHEMISTRYジャパンプレミア舞台挨拶 画像
シネマカフェ編集部
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「LOST」CHEMISTRYジャパンプレミア舞台挨拶

アメリカのTVシリーズ「エイリアス」の大ヒットを生んだJ.J.エイブラムスの最新話題作「LOST」が、今秋より日本での放送をスタートする。それを記念して8月18日(木)、日本版のエンディングテーマを歌うCHEMISTRYをゲストに迎えたジャパンプレミアが開催された。会場は作品をイメージしたセットが組まれており、会見が始まる前からひんやりとした空気と緊張感が広がった。

今年下半期は、イギリス映画に注目!! vol.3 『28日後...』の3年後…。ダニー・ボイルの新境地? 画像

今年下半期は、イギリス映画に注目!! vol.3 『28日後...』の3年後…。ダニー・ボイルの新境地?

待ってました! ダニー・ボイルの最新作、『ミリオンズ』の公開がついに秋に決定しました。あのユアン・マクレガーの出世作でもある2作、『シャロウ・グレイブ』&『トレインスポッティング』で注目を集め、イギリス映画ブームを牽引したボイル。『普通じゃない』『ザ・ビーチ』は、“いかにも”なハリウッド色がミエミエで、本来、彼の作品が持っているドロ臭さや皮肉っぽさが消えていて、あまりに整いすぎた感じが、残念な作品。そんな彼が『28日後...』で、本領を再び発揮したのは、2002年のこと(日本公開は2003年)。その前年には、『ストランペット』『ヴァキューミング』の2作を撮っているものの、ファンの多い日本ですらあまり話題にならず。

『男たちの大和/YAMATO』クランクアップ記者会見 画像
シネマカフェ編集部
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『男たちの大和/YAMATO』クランクアップ記者会見

戦後60年を迎えた今年、東シナ海に沈められた戦艦大和と海に消えた男たちの熱い生き様を描いた超大作『男たちの大和/YAMATO』が出向する。原作は辺見じゅんが大和の生存者や遺族に取材しまとめたドキュメンタリー。『ローレライ』『亡国のイージス』『戦国自衛隊1549』と今年目立つ戦争映画の中でも、真実をもとにしたドラマとして期待が高い1作だ。

今年下半期は、イギリス映画に注目!! vol.2 『理想の女』ならぬ、“話題の女”スカーレットが見せるファッション 画像

今年下半期は、イギリス映画に注目!! vol.2 『理想の女』ならぬ、“話題の女”スカーレットが見せるファッション

年上の男性とのスキャンダラスな恋、挑発的な発言、という年齢のわりにはムンムンなフェロモン…と、何かとお騒がせなスカーレット・ヨハンソン。ゴシップ欄に登場する頻度と、映画界での活躍は、彼女の場合どうやら比例しているようで、マイケル・ベイ監督の元でSF作品『アイランド』を撮ったかと思うと、オスカー・ワイルド原作の戯曲「ウィンダミア卿夫人の扇」を映像化した『理想の女』(日本公開9月)に出演するなど、「ますますご清勝のこととお喜び申し上げます」ってところなのです。

『愛をつづる詩(うた)』サリー・ポッター監督来日インタビュー 画像
シネマカフェ編集部
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『愛をつづる詩(うた)』サリー・ポッター監督来日インタビュー

『タンゴ・レッスン』や『耳に残るは君の歌声』などのサリー・ポッター監督が、また映画史に美しい一編を残した。名もない“彼女”と“彼”が、人種や文化の壁を乗り越えてロンドンからハバナ、ベイルートへとたどる映像叙事詩は、昨今の世界情勢に対してポッター監督の出したひとつの答えでもある。来日した監督に撮影エピソードを聞いた。

『南極日誌』ソン・ガンホ、ユ・ジテ、イム・ピルソン監督来日記者会見 画像
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『南極日誌』ソン・ガンホ、ユ・ジテ、イム・ピルソン監督来日記者会見

2005年の夏は、過酷な自然条件の中で生きるペンギンたちに注目が集まったが、人間にとっても南極はやはり厳しい土地である。その聖域に挑戦する男たちの姿を通して内なる人間ドラマを描いた『南極日誌』より、韓国映画界の宝ともいえるソン・ガンホと『オールド・ボーイ』で注目を集めたユ・ジテがイム・ピルソン監督とともに来日した。

今年下半期は、イギリス映画に注目!! vol.1 サリー・ポッター監督の新作に注目!! 画像

今年下半期は、イギリス映画に注目!! vol.1 サリー・ポッター監督の新作に注目!!

いよいよ8月、夏真っ盛り。お休みの予定はお決まりですか? 私は、近々、英国へ行く予定なので、なんとなく気分はグレート・ブリテン! そこで、今月はイギリスに関連した映画の話題をお届けします。

『そして、ひと粒のひかり』カタリーナ・サンディノ・モレノ、ジョシュア・マーストン監督来日記者会見 画像
シネマカフェ編集部
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『そして、ひと粒のひかり』カタリーナ・サンディノ・モレノ、ジョシュア・マーストン監督来日記者会見

コロンビアの社会問題を扱った話題の映画『そして、ひと粒のひかり』。貧困と麻薬問題を中心に、ひとりの女性が困難に直面しながらも、新たな人生を切り開いていく姿を綴り、アカデミー賞最優秀主演女優賞をはじめ、世界各国の映画祭で46部門にノミネート、サンダンス国際映画賞観客賞を始め、24部門で受賞を果たした。

「THE 3名様」佐藤隆太、岡田義徳、塚本高史DVD発売記念イベント 画像
シネマカフェ編集部
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「THE 3名様」佐藤隆太、岡田義徳、塚本高史DVD発売記念イベント

週刊ビックコミックスピリッツ(小学館)に連載中の、石原まこちん原作漫画「THE 3名様」。ご存知の方も多いかもしれないが、真夜中のファミレスに集まった若者男子3人組がゆるゆるだらだらと時間をつぶしている様子を描いたギャグ漫画だ。日常生活の中に潜む微妙な笑いを独特のセンスで表現しているのがウケている。佐藤隆太、岡田義徳、塚本高史——いま若手俳優の中でも注目の3人も、この作品の大ファンだったことがきっかけとなり、「THE 3名様」がついに映像化。DVDのリリースを記念して3人がHMV渋谷に登場した。

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