宮崎あおい、高良健吾ら旬の若手俳優陣を配し、間もなく公開を迎える『ソラニン』。その“生みの親”である原作者の漫画家・浅野いにおから公開を前に動画メッセージが到着した。
いま、最も多忙を極める若手俳優の一人、山本裕典。昨年は3本の連続ドラマ、『ROOKIES−卒業−』、『大洗にも星はふるなり』などの話題の映画への出演に加え、2本の舞台に出演し、座長をも務め上げた。今年も昨年に増して注目を浴びる彼が、このほど初めて挑戦したのが洋画の日本語吹き替え版の声優。ダーク・ファンタジー『ダレン・シャン』でタイトルロールのダレンの声を演じた。
過去の自分を思い出し、青春時代を懐かしむ。そして、明日を生きる力を与えてくれる──『ソラニン』はそういう映画だ。未来に確信が持てず、寄り添いながら都会の片隅で暮らすフリーターの種田、彼の恋人の芽衣子、友人のビリー、加藤、アイ。バンド(音楽)でつながっているこの5人の青春が綴られる『ソラニン』 は、ある意味特別ではない物語。けれど特別ではない普遍的なものが描かれているからこそ、心に語りかけるものは大きかったりする。ビリーと加藤を演じた桐谷健太と近藤洋一(サンボマスター)も『ソラニン』 が奏でる“つながり”に共鳴した。
昨日閉幕した第2回沖縄国際映画祭で主演映画『ゼブラーマン ゼブラシティの逆襲』(三池崇史監督)が初披露された俳優、哀川翔が3月26日(木)、宜野湾市内のホテルでインタビューに応じ、同作に込めた思いを語った。
演劇ユニット“TEAM NACS”の活動を拠点に映画、ドラマ、バラエティと活躍の場を広げ、人並み外れた人気を誇る大泉洋。多彩な役をこなす演技派であることは周知の事実だが、コメディを演じられる役者ゆえコミカルさが目立ってしまうのが玉に瑕。そんな大泉洋の違う一面を人々の記憶に刻みたいと気鋭の若手監督として注目を浴びる深川栄洋が名乗りを上げた。彼の最新作『半分の月がのぼる空』で新たな魅力を開花させた大泉洋、そして大泉洋を唸らせた深川栄洋監督の素晴らしき演出とは──。
太宰治が入水自殺するその前日まで連載が続けられており、結末は太宰が墓の中(水の中?)まで持って行ってしまい、未完の遺作となった「グッド・バイ」がドラマシリーズ「BUNGO−日本文学シネマ−」で蘇った。意外にも、と言うべきか太宰が最後の最後に書き連ねていたこの作品、“死”を感じさせるようなものではなく、どこかとぼけた2人の男女——田島(≒太宰)と絶世の美女であり、男勝りな性格を持ったキヌ子——の滑稽なやり取りに思わずクスリとさせられる。田島を演じているのはミュージシャンの山崎まさよし、そして勝気なキヌ子を水川あさみが演じている。“恋多き男”に魅せられることなく、逆に田島、すなわち太宰をやりこめる女、という太宰作品において異彩を放つキヌ子を水川さんはどのように演じたのか? 話を聞いた。
現在、シュールにしてディープな大ヒットコミック「おやすみプンプン」を絶賛連載中の、人気漫画家・浅野いにお。緻密かつ美しい作画と、リアルな若者像を鮮烈に描く彼は、次世代を担う漫画家の一人として幅広い世代から注目を集め続けている。そんな浅野さんが2005年〜06年にかけて執筆した傑作コミック「ソラニン」が、浅野作品としては初の映画化。主演に宮崎あおいを据えた豪華キャストも話題だが、原作へのリスペクトが一貫して感じられる作風にも注目したい。
ポン・ジュノ、キム・ギドクなど鬼才と称される、類まれなる才能を多く輩出している韓国映画界からまた、才能あふれる監督が誕生し、世界で喝采を浴びている。これまで国内インディペンデント映画を中心に、俳優として活躍してきたヤン・イクチュン。「すべてを吐き出したかった」という理由で、初長編監督作『息もできない』で製作から主演まで1人5役をこなしてみせた。一体、その“すべて”にはどんな想いがあったのか? 話を聞いた。
階段から落ち、過去4年分の記憶を失ったナオミ。そんな彼女の前に、事故のときに助けてくれたユウジ、親友だったというミライ、彼氏だったというエースの3人が現れ、心をかき乱し始めるが…。東京のインターナショナルスクールを舞台に、複雑な青春模様が展開する『誰かが私にキスをした』。アメリカ人監督のハンス・カノーザがメガホンをとり、堀北真希、松山ケンイチ、手越祐也といった旬の日本人俳優が出演していることも話題の本作で、主人公のナオミを演じた堀北真希とナオミの彼氏、エース役のアントン・イェルチンに話を聞いた。
筒井康隆のSF短編小説を大林宣彦監督、原田知世主演で映画化した『時をかける少女』。同名のタイトルを掲げた本作は、原田知世が演じたヒロイン、芳山和子の娘・あかりを主人公にした物語だ。現代を生きる女子高生・芳山あかりは、ひょんなことから1972年にタイムリープ。母が青春を送った70年代で、ある目的を果たそうとする…。あかりを演じた仲里依紗と、彼女が70年代で出会う青年・涼太役の中尾明慶に話を聞いた。
『マイレージ、マイライフ』でアカデミー賞助演女優賞にノミネートされ、一躍若手実力派女優の筆頭に躍り出たアナ・ケンドリック。アカデミー賞の受賞はならなかったものの、ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞をはじめ、各映画批評家協会賞をいくつも獲得。まさに本年度映画賞シーズンの顔と言える存在だったのがアナだ。そんな彼女がオスカーナイトの興奮も冷めやらぬ中、『マイレージ、マイライフ』の公開を目前に来日! 早速、映画賞シーズンを終えた感想を聞いてみると…?
世界的に大ヒットした『マスク』で一躍トップ・コメディアンの座を手にし、コメディからシリアスな作品まで、まさに職人的に役に身を染めてきた、ジム・キャリー。大スターとなった彼が『トゥルーマン・ショー』、『エターナル・サンシャイン』という傑作に続いて自ら売り込みをかけたのが、究極のラブストーリー『フィリップ、きみを愛してる!』だ。一体、何が彼を突き動かしたというのか——?
『スパイアニマル・Gフォース』侮りがたし! モルモットが主人公の映画と聞いて、“子供向け映画”と思っていると、あっと驚かされること請け合いである。何と言っても製作総指揮を務めるのは、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズで知られるハリウッド随一の剛腕プロデューサー、ジェリー・ブラッカイマー。この男が関わっている限り、ただのアニマルムービーにとどまるわけがない! フカフカの毛を持ったキュートなモルモットたちがハードなアクションを繰り広げる映像と、練りに練られた物語に思わず引き込まれてしまうはず。モルモットによる最強のスパイチームのミッションを描いた本作の日本語吹き替え版に揃って参加しているのが、ガレッジセールのゴリ&川田広樹。本作でも絶妙のボケとツッコミを披露…と思いきや意外にも(?)ゴリさんが、しっかり者のチームリーダー・ダーウィンを演じ、食いしん坊のボケキャラ・ハーレーを川田さんが担当している。映画の公開を前に2人に映画の見どころを聞いた。