1998年に公開された『エリザベス』は、私生児の烙印を押されたエリザベスが、戴冠式(国との結婚)を迎えるまでの道のりをサスペンスタッチで描き、世界の映画賞16部門を制覇、宮廷陰謀スリラーとして大きな注目を浴びた。そして9年の歳月を経て、その続編が登場! 本作『エリザベス:ゴールデン・エイジ』ではタイトルにもあるように“ゴールデン・エイジ=黄金時代”を築き、真の女王に君臨するまでのエリザベスの姿が綴られる。
今回ご紹介するのは、エミー賞受賞ドラマ「ブル〜ス一家は大暴走」(写真上)の主演俳優、ジェイソン・ベイトマン。「ブル〜ス一家は大暴走」は2003年から3シーズン続いたコメディで、会社の資産を凍結されてしまった社長一家、ブルース・ファミリーの物語。経営責任者だった父親が不正会計で逮捕されたため、残された家族の中で一番マトモな次男が、贅沢暮らしに慣れきった家族を助けるべく奔走するというストーリーです。
ふらりと入った食堂で、カレー味のマカロニ炒めとコーラを頼んで120ルピー(約130円程度)の安い夕食をとった。その後に立ち寄った映画はさらに安い。僕が窓口で支払ったのは後ろの方の席で100ルピー(約110円)。一番安い席、すなわち前の方の席だと50ルピー(約55円)である。ちなみに2階席が150ルピー(約165円)、バルコニー席でも200ルピー(約220円)という安さである。
シビれるほど斬新で、惚れ惚れするほどかわいくて、驚くほどスタイリッシュな映画。これほど賞賛しちゃっても、バチは当たらないでしょう。『フローズン・タイム』の場合。
自己破産を宣告されたウディ、メタボリックな腹に悩む歯科医のダグ、ダメおやじのレッテルを貼られる自称小説家のボビー、恋に憧れるパソコンオタクのダドリー、この4人が『団塊ボーイズ』の主人公だ。そこそこの人生を歩んできたけれど青春を捨てきれない彼らの唯一の楽しみは、週末のツーリングごっこ。しかし、日本でいう団塊世代のウディたちにとって仕事や家庭のストレス数値は限界ギリギリ。そんな人生をリセットするために無謀にも乗りこなせないハーレーダビッドソンでアメリカ横断3,200キロの旅へ出発するのだが、やはりトラブルだらけで…!?
絵本作家の五味太郎氏がスリランカでワークショップを行っていた。僕も滞在中だったバンコクから合流して見学させていただく予定である。ワークショップを始める前に「学生たちが全員起立で国歌斉唱するんだよ」というスリランカの報告メールを読みながら、昼間行った映画館のことを思い出した。
「歌う映画」最終回は、マリア・カラスにまつわる映画です。昨年、アート系映画を取り上げたときにも、『マリア・カラス 最後の恋』をご紹介しましたが、今回のコラムのお題が「歌う映画」である以上、これを外すわけにはまいりませんので、再度の登場です。
ファッション誌「ELLE」の編集長として活躍する華やかな日々から一転、脳梗塞で左眼の瞼以外の自由がきかなくなってしまった男、ジャン=ドミニク・ボビー。突然の悲劇に見舞われた彼が、瞬きの合図でアルファベットを綴るというコミュニケーション方法を用いて自伝小説を執筆。その世界的ベストセラーとなった著書を基に、愛と感動に満ちあふれた彼の生きざまを映画化したのが本作だ。
2日程、街を散歩していたが映画館に一度も出会うことがなかった。これで見つからなかったらホテルのコンシェルジュに聞こうかなあと思っていたのだが、その日の晩、中国に留学中の方々と飲む機会があり、彼らの大学近くの映画館を教えていただいた。
デンゼル・ワシントン、ラッセル・クロウというアカデミー賞俳優の競演、しかも巨匠リドリー・スコットとくれば映画ファンにとってはたまらないメンツ。しかし、どんなに「素晴らしい!」、「アカデミー賞有力候補!」と言われる作品であっても2時間37分の尺には躊躇してしまうはず…だが、この『アメリカン・ギャングスター』に限っては、お世辞抜きで“時間を感じさせない作品”と言えてしまうのだ。