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欲望と裏切りが絡み合う!初回から仄暗い世界観に引きずり込む「ゴールドランド」

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「ゴールドランド」 (c) 2026 Disney and its related entities
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  • イ・ヒョヌク「ゴールドランド」(c) 2026 Disney and its related entities
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金塊を狙う者たちの熾烈な抗争が展開するサスペンスドラマ「ゴールドランド」が、ディズニープラスで独占配信中。人気女優パク・ボヨンが不遇のダークヒロインを演じることも話題の本作は、初回から仄暗い世界観に引きずり込んでくるパワフルなシリーズだ。

※以下、一部ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。

物語の序章がスリリングに描かれる第1話 棺に隠された中身とは…?

第1話は、降りしきる雨の中、パク・ボヨン演じるヒジュが泣きながら車を走らせているシーンから始まる。その手にはスマホが握られていて、電話口の男は彼女に「何者だ?」と問うもののヒジュが返事をすることはない。後部座席には大きな棺が置かれており、この棺の中身こそが物語の重要な鍵になる予感。緊迫感を漂わせながら、画面はヒジュが目指す故郷の田舎町と、町の中心部にあるカジノホテル「ゴールドランド」のギラギラした輝きを映し出す。

場面は時間を少し巻き戻し、ヒジュのこれまでの日常を示唆するものへ。彼女には同棲中の恋人がいるが、どうやら彼の身に何かが起きているらしい。クレジットカードは使えず、本人は仕事に出たまま家に帰ってこない。しまいには怪しい男たちが家に押し入ってきて、ヒジュは命からがら逃走するはめになる。

サスペンスらしく目まぐるしい展開が続く中、事実は少しずつ明かされていく。男たちの襲来を逃れたヒジュは、翌朝いつも通り職場へ。彼女は空港の保安検査場で働いており、恋人のドギョン(イ・ヒョヌク)は航空会社に勤めるパイロットだ。借金を抱え、犯罪組織とのいざこざの渦中にいる様子のドギョンは、保安検査員であるヒジュの立場を利用して“ある物”の入った棺を密輸させることに。その“ある物”が、1,500億ウォン相当の金塊であることが第1話のラストに判明する。

つかみはバッチリと言ったところで、第1話では物語の序章がスリリングに描かれていく。わけも分からないまま事態に巻き込まれていくヒジュの動揺が終始伝わってくる第1話において、最大の見どころは後半に繰り広げられるアクションシーンだろう。ドギョンの指示で金塊入りの棺を手に入れたヒジュと、それを奪おうとする犯罪組織の面々。ヒジュに襲い掛かろうとする男たちの中には、組織の下っ端構成員ウギ(キム・ソンチョル)やサイコパスな雰囲気を漂わせる組員ホチョル(イ・グァンス)もいる。

戦い慣れていないヒジュが泣きながらたどたどしく逃走するシーンはドラマの冒頭に繋がるものだが、そんな彼女を捕まえきれず、むしろ振り回されてしまう組織の面々の図には絶対的な緊迫感とともに少々のユーモアも。映画『オールド・ボーイ』の脚本家ファン・ジョユンによるシナリオを手に、『コンフィデンシャル/共助』『王宮の夜鬼』などのアクション映画を手掛けてきたキム・ソンフン監督が腕を振るっている。

主人公・ヒジュの奥深くにある闇が見え隠れする第2話

物語の中心で異様な存在感を放ち、ヒジュらを悩ませていくことになる金塊がクローズアップされ、第1話は幕を閉じる。続く第2話で目が向けられていくのは、主人公であるヒジュの事情だ。第2話の始まりは、幸せだったとは言いがたいヒジュの子供時代から。問題のある母親の下、学校にもなかなか通わせてもらえないヒジュの人生は、母親が質店の店主と結婚したことでより一層どん底に。年頃になったヒジュは、不埒で暴力的な継父に襲われそうになったのを機に家を出ることになる。

ヒジュ役のパク・ボヨンがダークヒロインと化しているのは最初に触れた通りだが、本人も「これまでとは全く違う姿をお見せできると思います」と語っているほど、ヒジュ役は彼女にとっての新境地と言える。

“国民の妹”“ロマンティックコメディの女王”と呼ばれてきたパク・ボヨンの魅力の1つは、現在36歳にして幼さの残るキュートな顔立ち。実際、今回もヒジュの学生時代を自身で演じているが、映像やメイクの力を借りているとはいえ違和感はない。「ああ、私の幽霊さま」「力の強い女 ト・ボンスン」といった弾けたコメディから、近年の「恋するムービー」「未知のソウル」といった繊細なロマンス作品まで。ユーモアたっぷりの作品にせよ、人間の繊細な感情を切り取った作品にせよ、その中で光っていたのは人間味や愛らしさだった。もちろん、ヒジュにも人間味はあるが、ダークな世界観を背に、どす黒い欲望と向き合うことになる姿はパク・ボヨン史上最も新鮮なものに思える。

第1話では“巻き込まれ型ヒロイン”の様相を呈していたヒジュだが、展開が少し落ち着いた第2話では彼女の暗い瞳の奥深くにある闇が見え隠れし始める。不遇の少女時代がヒジュの現在に大きく影を落としているのは確かで、人並み程度の幸せを受け入れているようにも見えるが、毒々しい欲望と無縁なわけではない。「大金を手に入れ、どこかへ行って2人で幸せに暮らそう」と口にする恋人ドギョンの甘言に夢を託し、付き従おうとする愚かさもある。また、金塊を故郷の田舎町に隠したヒジュは、長年にわたって距離を置いてきた母親(ムン・ジョンヒ)と嫌々ながらも再会。過去に別々の道を行き、心がすっかり通い合わなくなった母親との関係から見えてくるものもある。

さらに第2話からは、組織の下っ端構成員ウギがヒジュの運命に大きく関わり始める。第1話の壮絶な攻防戦の際、ヒジュの前に姿を現したウギはどうやら彼女と同じ町の出身で、子供の頃をともに過ごしたこともある仲らしい。現在はチンピラに成り下がっているウギもまた欲望に絡め取られている人間であり、そんな彼が金塊の存在を知るところで第2話はエンディングを迎える。「その年、私たちは」や「地獄が呼んでいる」、そして「マンスリー彼氏」など、出演時間の長さにかかわらず作品ごとに印象を放ってきたキム・ソンチョルだが、本作ではヒジュとウギの関係も物語の行方を占うものになりそう。第3話以降はウギの動向にも大いに注目だ。

キム・ソンチョル

そしてもう1人、ヒジュの運命に関わる男たちの中で注視すべきは、恋人のドギョンだろう。そもそも、ヒジュを命の危険すら伴う事態に巻き込んだのはドギョンにほかならない。ヒジュとの未来を夢見ているかのような素振りを見せるドギョンだが、彼のヒジュに対する愛は本物なのか、偽物なのか。昨年はカン・ドンウォン共演の映画『プロット 殺人設計者』が日本公開されたほか、「元敬(ウォンギョン)~欲望の王妃~」なども話題となったイ・ヒョヌクが真意のつかめない男を演じている。

イ・ヒョヌク

展開自体はスピーディではあるものの、第1~2話はやはり物語の始まりに過ぎない。事件に巻き込まれる第1話、金塊の存在を現実的に捉え始める第2話以降、ヒジュがどのような変化を見せていくのか。欲望と裏切りが絡み合う混乱を、彼女はサバイブすることができるのか。今はまだ先が全く読めない。1つ言えるのは、顔を出すにせよ、内に留まるにせよ、ヒジュの中にある欲望は誰もが抱えているものだということ。

キム・ソンフン監督も「人間の欲望がどれほど大きいものか、欲望についての物語を扱ってみたかった」と語っている。ダイナミックなアクションのそばに横たわる人間ドラマも、その中に身を置くキャスト陣の演技も、だからこそ手触りがリアル。今後の展開にゾッとさせられるか、スカッとさせられるかは見る者次第になりそうだ。


「ゴールドランド」視聴ページ

「ゴールドランド」はディズニープラス「スター」にて4月29日(水)より独占配信中(毎週2話ずつ配信/全10話)。

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「ゴールドランド」 (c) 2026 Disney and its related entities
《渡邉ひかる》

映画&海外ドラマライター 渡邉ひかる

ビデオ業界誌編集を経て、フリーランスの映画&海外ドラマライターに。映画誌、ファッション誌、テレビ誌などで執筆中。毎日が映画&海外ドラマ漬け。人見知りなのにインタビュー好き。

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