広瀬すず、杉咲花、清原果耶の3人が3月27日(木)、都内で行われた主演作『片思い世界』の公開直前イベントに出席した。
『花束みたいな恋をした』の脚本・坂元裕二と土井裕泰監督が再タッグを組み、東京の片隅に建つ古い一軒家で12年にわたり、一緒に暮らす相楽美咲(広瀬)、片石優花(杉咲)、阿澄さくら(清原)の強い絆とそれぞれに抱える“片思い”をオリジナル脚本で描き出す。

“片思い”にまつわるネタバレ厳禁の作品で、広瀬は「なかなか内容が話せないので、3人で一緒に考えながら、支え合ってプロモーションをやっている」と話し、「小さな光を信じてみたくなる、愛おしくて尊い時間を生きさせてもらった。私にとっては宝物。価値観が変わって、違う目で世界を見つめるきっかけになれば」とアピールした。

本作のために、3人が初めて集まったのが2年前だといい、杉咲は「長い日々だったが、完成したものをようやくお届けできる」と喜びの声。本作については「存在することに対する肯定を、ここまで実験的に描いた作品はなかなかない。隣にいるご家族やご友人、恋人や“はじめまして”のことを、よりイメージしてみようと思える映画になれば」と語りかけた。

そして、清原は「思いやる気持ちの尊さと、かけがえのなさがギュッと詰め込まれた作品。普段、ありふれていると思ってしまう大切なもの、守りたいものを胸にギュッと抱きしめてもらえるきっかけになれば」と、客席にメッセージを届けた。

最近“片思いしているもの”を問われると、広瀬は「インスタにあがっているお子さんを勝手に覗いて、何人も成長を見届けている。可愛くてついついチェックしちゃう」と目を細めた。同じ質問に、杉咲は「母が作ってくれたご飯。レシピを教えてもらい、作ってみたが、全然同じ味にならず。何が違うんだろう、愛情ですかね」、清原は「生まれてこのかた、ショートカットにしたことがなくて。本当は丸刈りにしたいくらい」と答えていた。

また、新生活で始めたいことは「自転車で爆走したい」(広瀬)、「30代に向けて、ピラティスをやってみたい」(杉咲)、「打楽器のカホンを始めたい」(清原)と明かした。
『片思い世界』は4月4日(金)より全国にて公開。
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