韓国・義城で発生した山火事が安東(アンドン)まで拡大したなか、ドラマ『ミスター・サンシャイン』のロケ地として知られる安東の「晩休亭(マンヒュジョン)」など、多くの文化財が焼失した。
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3月25日、山林当局によると、22日に義城で発生した大規模な山火事は、安東を越えて清松(チョンソン)の周王山(チュワンサン)国立公園や英陽(ヨンヤン)、盈徳(ヨンドク)にまで広がっている。
特に、千年の歴史を誇る古刹である義城の「孤雲寺(コウンサ)」が炎に包まれ、名所として知られる孤雲寺・延壽殿も焼失した。
ただ、孤雲寺が所蔵していた宝物第246号「石造如來坐像」などは火災が及ぶ前に他の場所へ移され、焼失を免れたという。
ドラマ『ミスター・サンシャイン』のロケ地として知られる安東の「晩休亭」も火の手を逃れられず、全焼してしまった。

安東市は晩休亭周辺に消防設備を配置し、建物に放水するなどして延焼を食い止めようとしたが、最終的に炎を抑えることはできなかった。
晩休亭は、朝鮮時代の文臣キム・ゲヘン(金係行)が晩年を過ごすために建てた亭で、『ミスター・サンシャイン』では、イ・ビョンホンがキム・テリに「やりましょう、ラブ。僕と一緒に」と話した名シーンの舞台となり、多くの観光客が訪れた。

一方、広範囲に拡大している山火事の影響で、韓国では高速道路や国道に続き鉄道まで運行が制限されている。
KORAIL(韓国鉄道公社)は火災による事故を防ぐため、22日午後から中央線の安東~慶州区間の運行を中断。
その後一時再開されたものの、25日午後には再び栄州(ヨンジュ)~慶州区間の運行を停止した。
山火事による被害が続くなか、芸能界からは支援の手が相次いでいる。
歌手イ・チャンウォンをはじめ、イム・シワン、イ・スンユン、ユ・ジェソク、WINNERキム・ジヌ、ソ・ユジン、チョン・ウヒ、シム・ジナ、ユ・ビョンジェ、イ・ヘヨンらが寄付に参加している。
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