南沙良主演映画『愛されなくても別に』に、馬場ふみかが出演していることが分かった。ティザービジュアルも公開された。
本作は、TVアニメ化もされた「響け! ユーフォニアム」の武田綾乃による、吉川英治文学新人賞を受賞した「愛されなくても別に」(講談社文庫)の映画化。

「アリスさんちの囲炉裏端」「私の知らない私」などに出演する馬場が演じるのは、浪費家の母親に依存され、人生に一度も期待を抱いたことのない主人公・陽彩(南)と同様に、毒親との関係に悩むキャラクター、江永雅。
大学の同級生で、コンビニバイトがきっかけとなり、陽彩と心を通わせていく雅は、「父親が殺人犯」と噂され、学内では浮いた存在。また、母親に売春を強要されていた過去を持つ。

今回、髪を青色に染め、派手なメイクで雅役に挑んだ馬場は、「雅という役を通じて『それでもいいんだよ』『それがいいんだよ』と私自身が励まされ、また肯定してもらった気がしています」とキャラクターから受け取った肯定感を語る。
監督の井樫彩は、馬場の起用について「派手で凛とした佇まいの奥に抱える深い業。江永雅は主人公の陽彩に大きな影響をあたえる重要な役どころでした。華やかな馬場さんにもどこか深くてどうしても触れられない空間があるような、そんな魅力があり、今回の役と共鳴する部分があると感じていました」「馬場さんでしかなし得なかった、とても愛おしい雅というキャラクターをつくりあげてくれました」とコメントしている。
『愛されなくても別に』は7月4日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。