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『おつかれさま』でIUが演じるエスンの辛さは涙なくして語れない

IUとパク・ボゴムが主演するNetflixシリーズ『おつかれさま』。パク・ボゴムはグァンシクを演じ、IUはエスンに扮している。ドラマの舞台になっているのは済州島(チェジュド)だが、エスンは典型的な「島の女」であった。

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IUとパク・ボゴムが主演するNetflixシリーズ『おつかれさま』。パク・ボゴムはグァンシクを演じ、IUはエスンに扮している。ドラマの舞台になっているのは済州島(チェジュド)だが、エスンは典型的な「島の女」であった。

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もともと、済州島は「三多島」と言われた。この3つとは、風と石と女である。風と石が多いのは火山がある島の宿命である。南海上に浮かぶ孤島は強風をもろに浴びてきたし、漢拏山(ハルラサン)の噴火はこの島全体を溶岩で埋め尽くした。必然的にこの島の暮らしぶりは風の強さと石の多さに左右されてきたのだ。つまり、「三多」の中の2つが十分に裏付けられている。

しかし、残りの1つがなぜ「女」なのか。本当に女性が多すぎたのか?

実際に数として男性より女性が多いというわけではなかっただろう。昔から済州島の女性は働き者で生活力があると言われたので、女性の存在が目立ちすぎて数が多いように見えたのかもしれない。

観光客がたくさん済州島に訪れる以前、この島の働き手は女性だった。主な産業がないだけに、稼ぐのは女性であり、彼女たちは海女としてアワビやサザエを採って家族の生活を支えていた。つまり、男性より女性が一家の経済的な担い手になるケースが多かった。必然的に、女性の性格もより強くなっていった。

IU
『おつかれさま』でIUがエスンを演じた(写真提供=OSEN)

済州島に生まれた宿命

エスンの場合も、海女の娘であるだけに、通常であれば自分も海女になるのが普通だった。しかし、彼女は文学を愛する少女であり、いずれは詩集で世に出たいという強い願望があった。島を離れて陸地に行くのが夢だったのだ。

それは済州島に住む多くの女性の願いであったかもしれない。けれど、現実はそれを許さない。島に生まれた宿命として海女になるのが人生の定めだった。しかも、海女の仕事は過酷だ。エスンの母も海女の生活を通して肺を患ってしまった。

そういう現実があるだけに、エスンは「自分や娘だけは海女になってはいけない」と思っていた。済州島に生まれた宿命があるとしても、そこから抜け出して自分の夢を叶えたいというのがエスンの本当の気持ちだった。そういう心情が『おつかれさま』ではよく描かれていた。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

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