テレビ東京の韓流プレミアで放送中の『暗行御史〈アメンオサ〉~朝鮮秘密捜査団~』は、K-POPグループINFINITEのメンバーのエルことキム・ミョンスが主人公である暗行御史のソン・イギョムを演じている時代劇だ。
韓国では、2020年12月21日~2021年2月9日に放送されていた本作で、茶母(タモ)として御史団に加わった妓生(キーセン)のホン・ダインを演じているのがクォン・ナラだ。
茶母とは、貴族階級に該当する両班(ヤンバン)の屋敷で低い身分の人たちが雑役を担う中で、お茶を受け持っていた人のことである。
第2話で前任の暗行御史チョルギュが失踪した村に行き調査を開始し、手がかりを握る妓生サウォルから話を聞こうとするダイン。3月10日に放送された第3話では、サウォルはダインとイギョンに真実を話そうとしていた。
しかし、サウォルはどこからか飛んできた矢によって倒れてしまう。そんなサウォルを医師のところに連れて行き、懐妊していた彼女から必死に赤ん坊を取り上げる介助をする様子が描かれていた。
そんなダインを演じるクォン・ナラの代表作には、『ドクタープリズナー』『梨泰院クラス』がある。

2025年の活躍も楽しみな女優
『ドクタープリズナー』は、数多くの命を救ってきた天才医師が復讐を誓い、悪を懲らしめるためダークヒーローとなるメディカルプリズンサスペンスドラマだ。このドラマでは、西ソウル刑務所ボランティア医師でテガン病院精神科医のハン・ソグムを演じていた。
『梨泰院クラス』は、 ソウル市の飲食店激戦区・梨泰院(イテウォン)を舞台に、飲食業界での成功を目指して仲間と共に奮闘する若者たちを描いたドラマだ。
このドラマでは、パク・ソジュン扮する居酒屋タンバムの社長パク・セロイの初恋の相手で、長家(チャンガ)グループの企画室長であるオ・スアに扮していた。
他にも多くのドラマに出演しているクォン・ナラは、2025年にDisney+で配信予定のドラマ『ノックオフ』に出演することが決まっている。果たして、彼女がどんなキャラクターを演じるのかが楽しみだ。
文=大地 康