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『ブルータリスト』エイドリアン・ブロディ、祖国を脱出した母の記憶語る

アカデミー賞10部門ノミネートの話題作『ブルータリスト』より、インタビュー映像が解禁された。

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『ブルータリスト』© DOYLESTOWN DESIGNS LIMITED 2024. ALL RIGHTS RESERVED. © Universal Pictures
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アカデミー賞10部門ノミネートの話題作『ブルータリスト』より、インタビュー映像が解禁された。

本作は、第81回ヴェネチア国際映画祭で銀獅子賞を受賞し、第82回ゴールデングローブ賞では作品賞(ドラマ部門)、監督賞、主演男優賞を獲得した。さらに、第97回アカデミー賞では、作品賞、監督賞、主演男優賞など10部門にノミネートされている注目作。

この度解禁されたインタビュー映像では、主演のエイドリアン・ブロディが、実際に祖国を脱出した経験を持つ母の記憶と、自身がホロコーストからの生存者を演じる決意について語っている。

劇中で、ホロコースト生還者である、ハンガリー系ユダヤ人建築家ラースロー・トートを演じたエイドリアン・ブロディ。<演技に生かせた親族の体験談>について、「最も僕の胸が痛む」と話として、母がまだ幼かった頃の記憶を辿る。

エイドリアン・ブロディは、「祖国を出た時の母は、12歳か13歳だったんだ。『祖国を脱出してアメリカに渡る。』と、母が祖父母から聞いたのは、わずか出発の24時間前だった」と言う。

いつフレイヤ銃で撃たれてもおかしくなかった過酷な状況下での逃亡だったことを明かし「悲しいけど今も世界中で大勢が苦しんでいるよね、だからこそ、僕は心の底から感じたんだ。この話を大切に伝えていく責任感を」と本作出演への決意を語る。

また、お気に入りのシーンとしてラースローとハリソンが初めて出会うシーンを上げ、その理由をホロコーストから脱出するために仕事も信条も何もかも奪われたラースローが、ハリソンとの出会いについて「とても美しいんだ」「奪われた物を取り戻す瞬間を切り取ってる」とふり返っている。

2月11日に行われたIMAX先行上映では、チケットが半日で完売し、観客からは「215分、1秒も無駄がない美しいショットの数々」と絶賛の声が続出している。

『ブルータリスト』は2月21日(金)より全国にて公開。



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(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
《シネマカフェ編集部》

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