第75回ベルリン国際映画祭のベルリナーレ・スペシャル部門に選出された作品が新たに分かった。同映画祭のHPで発表された。
同部門の選出作品は全部で21本あり、すでに先月4本発表された。16日(現地時間)には8本のタイトルが明らかに。中でも注目作は、ポン・ジュノ監督がアカデミー作品賞、監督賞など多数の賞を受賞した『パラサイト 半地下の家族』から6年ぶりの作品となる『ミッキー17』。ロバート・パティンソン主演。ポン・ジュノ監督の母国韓国では2月28日、アメリカでは3月7日、日本では3月28日に公開が決定している。
ほかには、マックス・ポーターの小説をディラン・サザン監督が映画化し、ベネディクト・カンバーバッチが突然妻に先立たれ、悲しみに暮れながら幼い子どもたちを育てる父親を演じる『The Thing with Feathers(原題)』、ブッカー賞を受賞したリチャード・フラナガン著「奥のほそ道」をジャスティン・カーゼル監督がミニ・シリーズ化した「The Narrow Road to the Deep North(原題)」も注目度が高い。同作では、『プリシラ』のジェイコブ・エロルディが主演を務め、第二次世界大戦中に日本軍の捕虜となったというトラウマを抱えるオーストラリア軍の軍医を演じている。
そのほか、ミン・ギュドン監督作の復讐サスペンス『Pa-gwa(原題)』、レモハン・ジェレミア・モセセ監督のドキュメンタリー『Ancestral Visions of the Future(原題)』などがラインアップに加わった。
第75回ベルリン国際映画祭は2月13日から23日まで開催される。