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【ネタバレあり】「アガサ・オール・アロング」5話、アガサの試練から少年の正体が判明!ラストは鳥肌モノに

「アガサ・オール・アロング」の折り返し、第5話「大地の力 目覚めさせよ」が配信。主人公のアガサ・ハークネスが対峙する試練で、ある犠牲と引き換えに、これまで謎に包まれていたジョー・ロック演じるティーン=少年の正体がついに明らかになった

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「アガサ・オール・アロング」5話 (c) 2024 Marvel
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ドラマシリーズ「アガサ・オール・アロング」の折り返し、第5話「大地の力 目覚めさせよ」が配信。

“魔女の道”で次なる試練に立ち向かうことになったのは、なんと主人公のアガサ・ハークネス(キャスリーン・ハーン)本人。試練には付き物の犠牲と引き換えに、これまで謎に包まれていたジョー・ロック演じるティーン=少年の正体がついに明らかになった!

“これまでのあらすじ”では、「ワンダヴィジョン」で描かれた1693年のセーラムでの出来事が突然現れた。“魔女の道”の旅を通じて、アガサや魔女団それぞれのキャラクターの個性を把握するにつれて愛着も湧き(演者たちがとても素晴らしい)、マーベルスタジオのドラマであることをちょっぴり忘れかけていた矢先のことである。

今回、若干テンポアップして描かれた第5話では、アガサはセーラムで母親を含む魔女たちの魔力を奪って皆殺しにしたこと、アガサが嘘つきで裏切り者で、血も涙もない邪悪な魔女であることを思い出すことになった。

また、アガサたちを追う黒ずくめの魔女団「セーラム7」とは、当時アガサに処刑された魔女の子どもたちであることも明かされ、ダークな魔女の世界はいっそうダークに、むしろこれまでとは打って変わって不気味なオカルトホラーのテイストを醸し出してきた。

“魔女のホウキ”で「ハリー・ポッター」さながらに飛行する魔女たちが見られたのも束の間、“道”によって地上に引き戻されたアガサたちは新たな試練の家へ。

今度の家はまるで80年代の青春冒険映画に登場する“隠れ家”のよう。魔女たちは「ストレンジャー・シングス 未知の世界」にも登場した、ウィジャボードと呼ばれる日本でもかつて大流行した“こっくりさん”ゲームをすることになる。

魔女たちの腕には1983年に発売されたG-SHOCK、試練の矛先は多くの死に関わってきたアガサだ。

アガサがハート夫人ことシャロン・デイヴィスの霊が降りてきたふりをして失笑を買った後、アガサに取り憑いたのはセーラムで殺されたアガサの母、エヴァノラ・ハークネスの霊だった! 取り憑かれたアガサは、まるで『ポルターガイスト』や『エクソシスト』を思い出させる動き! 本シリーズで最恐の瞬間となった。

それ以上に、アガサに対する「生まれた瞬間に殺すべきだった」という母エヴァノラの霊の台詞は、“魔女の道”で少なからず友情を深めていた魔女たちだけでなく、「アガサにはいいところもある」と思い始めていた私たち視聴者までも凍りつかせた。

しかも、アガサを救おうとしたアリス・ウーの火の力を結果的にアガサが奪い取ることになり、アリスは亡くなってしまう。その試練はウィジャボードが「ニコラス・スクラッチ」…アガサの息子の名前を導き出して終わった。

外へ出ると少年はアリスの死を責めるが、アガサは彼の物言いからすべてを察知したように「あんたは母親にそっくり」と言うのだ。すると、少年の手の平から見覚えのある青い閃光が放たれ…。

少年の正体はやはり多くのファンが予想したとおり、ワンダ・マキシモフことスカーレット・ウィッチの息子ビリーだった! これでMCUの色合いが一気に強まった。

ビリーの額に、母親のものとよく似た青い王冠が現れるとエンドロールへ…。そこで流れるのはビリー・アイリッシュ「you should see me in a crown」で思わず鳥肌がたった。「1人ずつ、ひざまずかせる」というのだから。


ただ、こんなカオスの中でも、オーブリー・プラザ演じるリオの真意は読めず、ラストシーンにもその姿はなかった。アガサたちを助けるのか、それとも裏切るのか…。シリーズの後半はさらなるサプライズが待ち受けていそうだ。

「アガサ・オール・アロング」は毎週木曜日ディズニープラスにて独占配信中。


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《上原礼子》

「好き」が増え続けるライター 上原礼子

出版社、編集プロダクションにて情報誌・女性誌ほか、看護専門誌の映画欄を長年担当。海外ドラマ・韓国ドラマ・K-POPなどにもハマり、ご縁あって「好き」を書くことに。ポン・ジュノ監督の言葉どおり「字幕の1インチ」を超えていくことが楽しい。保護猫の執事。LGBTQ+ Ally。レイア姫は永遠の心のヒーロー。

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