11日(現地時間)、『シャイニング』のウェンディ役、『ポパイ』のオリーブ役などで知られるシェリー・デュヴァルが、糖尿病の合併症により亡くなった。7日に75歳の誕生日を迎えたばかりだった。
パートナーでミュージシャンのダン・ギルロイ氏が「The Hollywood Reporter」に明かし、「私の愛しい、やさしい、素晴らしい人生のパートナーが旅立ちました。近頃は苦しみが多すぎました。いま、彼女は解放されました。飛んでいくんだよ、美しいシェリー」とコメントした。
多くの業界仲間たちがお悔やみのメッセージがを寄せている。
ミア・ファローは「ユニークで本当に素晴らしい俳優のシェリー・デュヴァルが亡くなったと聞き、とても悲しいです。彼女は私たちに忘れられない演技を残してくれました」、エドガー・ライト監督は「真のアイコン的存在シェリー・デュヴァルのご冥福をお祈りいたします。彼女はおもしろく、激しく、独特な役柄でスクリーンを熱気で包みました」とつづった。
ライト監督は特に『シャイニング』のウェンディ役について、シェリーの恐怖に満ちたリアクションの迫力を称賛。ほかにもマイク・フラナガン監督、スティーヴン・キング、マルコム・マクダウェルらがシェリーを追悼した。
シェリーは2002年に引退したが、2023年にインディー映画『The Forest Hills(原題)』で俳優復帰を果たし、エドワード・ファーロングらと共演した。