水川あさみ主演新ドラマ「笑うマトリョーシカ」のメインビジュアルが公開された。
本作は、主人公の新聞記者・道上香苗(水川さん)が、若き人気政治家・清家一郎(櫻井翔)と、有能な秘書・鈴木俊哉(玉山鉄二)を取り巻く黒い闇を追うヒューマン政治サスペンス。
先日公開されたティザービジュアルは、清家の顔の中に道上、鈴木、清家がいて、本作が描く“人間の迷宮”を表現した。今回完成したメインビジュアルは、仮面が剥がれ落ちるという斬新なギミックを使い、表に見せている顔がその人の真の姿とは限らない、人間の複雑さや面白さ・怖さを表現した。道上と鈴木は、剥がれ落ちた仮面とその中の表情が違うのに対し、清家だけは同じ笑顔になっているのも注目だ。
また、主題歌が由薫の書き下ろし楽曲「Sunshade」に決定。作詞は由薫さん、作曲はToru(ONE OK ROCK)が手掛けた共作曲となっている。由薫さんは「原作の小説の一部から、“日傘”=Sunshadeのイメージに惹かれて、『太陽(sun)の影(shade)』ということをテーマに曲にしたいと歌詞を練ってきました。“当たり前”にも終わりがくるかもしれないということ。それを意識することは、後悔なく生きるという大切な“光”に繋がることなのではないか、そんなことを考えて。この物語がどんなふうに映像となるのか、本当に楽しみです」とコメントを寄せている。
第1話あらすじ
2022年、4月。新たに発足された内閣には、厚生労働大臣として初入閣を果たした若手議員・清家一郎(櫻井翔)の姿があった。リベラルな言動が国民の支持を集め、未来の総理候補と目される清家は、若返りを図る新内閣の目玉として華々しく注目を集めていた。
同じ頃、東都新聞文芸部の記者・道上香苗(水川あさみ)は、このほど清家が刊行した自叙伝の紹介記事の取材で愛媛県・松山にある彼の母校を訪れていた。しかし担任の口から語られたのは、現在の頼もしいイメージとはかけ離れた彼の姿と、自叙伝には登場しない鈴木俊哉(玉山鉄二)というブレーンの存在。高校時代、鈴木は清家を指導して生徒会長に押し上げ、政治家となった今もなお秘書として清家を側で支えているのだという。
「それほど重要な人物を、清家はなぜ自叙伝に登場させなかったのか」。違和感を覚えた道上は、その理由を探るべく、当時の関係者を取材しようと意気込む。そんな中、道上に一本の電話が入る。相手はかつて社会部の敏腕記者でしばらく会っていなかった父・兼高(渡辺いっけい)。「調べていることがある」と言い、道上に相談を持ちかけたその瞬間、兼高は突然の交通事故で絶命してしまい――。
「笑うマトリョーシカ」は6月28日(金)より毎週金曜日22時~TBSにて放送。