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【インタビュー】井浦新、海外出演作で伝える「違うを認めること」の大切さ

6月7日に公開となるアメリカ映画『東京カウボーイ』で、初の海外作品主演を果たした井浦新。役柄同様、勝手の異なる現場を体験したという井浦さんに、撮影について、そして映画の魅力について聞いた。

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井浦新/photo:You Ishii
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役と重なることを実感した撮影現場


――撮影は、東京以外に、映画『リバー・ランズ・スルー・イット』などのロケ地として有名なモンタナ州のパラダイスバレーでも行われましたね。

モンタナ州で約15日間、撮影が行われました。初めてのアメリカでの映画撮影は、日本とは勝手が違って本当に戸惑うことばかりでした。モンタナへ出張したヒデキの現地での戸惑いと、まったく同じ心境でした。モンタナでの撮影現場で学んだことは多かった。

共演した米俳優たちは、撮影でカットがかかるたびに、『今の自分のセリフはあまり気持ちが入っていなかったと思う。もう、一回、演じさせてほしい』など積極的に意見を出します。でも、実はいい作品を作るためには、そうやって現場で互いに素直に意見を出し合うことは、とても重要なことではないかと痛感させられました。

監督が求めていたのは、いわゆる演技らしい演技をせずに、怒ったり興奮したり、どう動いていくかを見せていくことでした。演技をし過ぎた時はもう1回やってみようとなり、僕も監督がこの映画の温度感をどうしたいのかはキャッチしていたので、いつの間にかヒデキの境遇と僕の状態が一つになっていました。

言葉が通じない撮影の現場に入っていくという点では、本当にヒデキと同じような状況になって、いつの間にかフィクションではあるけれども、僕の内側のところでは完全なノンフィクションになっていると、一つ一つ体感してみて感じました。

ヘアメイク:山口恵理子
スタイリスト:上野健太郎

《text:June Makiguchi/photo:You Ishii》

映画、だけではありません。 牧口じゅん

通信社勤務、映画祭事務局スタッフを経て、映画ライターに。映画専門サイト、女性誌男性誌などでコラムやインタビュー記事を執筆。旅、グルメなどカルチャー系取材多数。ドッグマッサージセラピストの資格を持ち、動物をこよなく愛する。趣味はクラシック音楽鑑賞。

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