長編映画デビュー作にしてアカデミー賞作品賞、脚本賞にノミネートされているセリーヌ・ソン監督の『パスト ライブス/再会』から、5種類の新ビジュアルが一挙に解禁された。
新ビジュアル全5種のうち3枚は、初めて恋をした相手と24年ぶりに直接再会したノラ(グレタ・リー)とヘソン(ユン・テオ)の喜びと心が高揚する瞬間を捉えている。

舞台はいずれもニューヨーク。地下鉄に乗り、言葉を交わさずとも、ひと時も視線を逸らすことなく、ずっと見つめ合うふたりからは再会の胸のときめきがひしひしと伝わってくる。
次に、ブルックリン・ブリッジ・パークからマンハッタンの摩天楼を眺め、お互いが過ごしてきた24年の歳月を語り合い、これまですれ違ってしまったことを確かめ合う後ろ姿は時の流れの切なさを感じさせる。

そして、再会の夜、ノラの家の前に立つふたりは、この後どのような人生の選択をするのだろうか――。

12歳のときソウルで別れた後、24歳のときにオンラインで再会を果たしながらも、24年ぶりに36歳で実際に再会を果たすふたり。ノラは作家のアーサー(ジョン・マガロ)と結婚しており、それを分かった上でニューヨークまでノラを訪ねるヘソン。
新ビジュアルに映し出されるふたりの間には、再会の喜びや、ずっと忘れることはなかった想いに、いまのお互いの人生、いまの気持ち、そして24年前に確かに恋をした大切な気持ちが何層にも積み重なっている。
そしてもう2枚は、ノラと夫・アーサーを捉えたもの。イルミネーションが瞬く広い庭で談笑する姿を映した1枚は、ノラとアーサーがアーティスト招聘プロクラムで初めて出会った日の夜の出来事。

プログラムに参加しているほかのメンバーと食事を共にしながら、笑顔で見つめ合い、運命の出会いについて語り合う幸せそうなふたりの姿がある。
もう1枚は、ベッドの上で向き合い、24年ぶりにノラに会いに来たヘソンとのことについて「初恋のふたりが20年後に再会し、運命の2人だったと気づく」「この物語で僕は、運命を阻む邪悪な米国人の夫だ」とユーモアを含みながらも素直な想いを打ち明けるアーサーと、そんなアーサーに「黙って!」と笑いながら伝えるノラが、優しく甘い抱擁をする仲睦まじい瞬間。

24年ぶりの再会を果たすノラとヘソン、いまを共に生きるノラとアーサー。それぞれの運命が重なるときの心の高まり、それと常に背中合わせの切なさを抱えた瞬間を捉えたビジュアルに注目してほしい。
『パスト ライブス/再会』は4月5日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。