映画『石岡タロー』が3月29日(金)より池袋シネマ・ロサにて上映が決定。新規場面写真も到着した。
昭和39年、茨城県石岡市の東小学校に保護された一匹の犬。「タロー」と名付けられたその犬は、誰に教わることなく、朝は校門で児童を出迎え、昼は1年生の教室を順番に回っていた。しかしある日から、石岡駅までの2キロの道のりを往復する日課を始めるようになる。歩道橋を渡り、国道を歩き、踏切を渡り、石岡駅の待合室に入って座る。じっと改札口を見つめ、しばらくすると駅を離れて再び小学校に戻る。
そんな行動を朝と夕方の1日2回、毎日続けた。タローは石岡駅周辺でも顔なじみとなり、待合室でも駅前の商店街でも多くの人にかわいがられた。タローの駅通いは17年も続いたが、タローが駅で誰を待っていたのかは、誰も知ることがなかった――。
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本作は、一匹の保護犬タローが、17年間、駅に飼い主を探すために通い続けた姿や、タローの世話をする児童や大人たちとの交流を描く、実話を基にした物語。
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昨年、本作の舞台となる茨城県ほか12館で先行公開され、口コミで劇場の拡大が決まり、昨年の12月31日現在で10,355人を動員。
また、11もの海外映画祭に正式招待をされ、「ローマ・インディーズ映画祭(イタリア)」「インディーズ映画スパーク映画祭(オランダ)」「インド・インディペンデント映画祭(インド)」「ザ・チョイス国際映画祭(インド)」「ベスト・インディー・フィルムアワード(全世界)」にて、最優秀長編映画賞の5冠を達成した。
脚本・監督を手掛けたのは、本作が長編デビュー作となった石坂アツシ。石岡市の東小学校の校長役で山口良一、タローが待っていたヒロイン恭子役で渡辺美奈代、恭子の子ども時代役で寺田藍月が出演している。
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『石岡タロー』は3月29日(金)より池袋シネマ・ロサほか全国にて順次公開。