11月中旬まで音楽や演劇、美術、映画など、計15以上の公演・企画を展開中の「Bunka祭」。その中で、今回はBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下で満喫する「映画×食×本」を紹介。
現在、複合文化施設「Bunkamura」は、隣接地の再開発工事に伴い、オーチャードホールを除き、2027年度中まで長期休館中だが、渋谷を中心とした代替施設で活動継続中。
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6月、ミニシアターの街・渋谷で30余年培ってきたBunkamuraカラーを携え、渋谷駅前・宮下エリアに誕生した「Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下」。今秋は、名作の一挙フィルム上映に始まり、愛される偉人たちの生き様や言葉が胸を打つドキュメンタリーから社会派サスペンス・スリラーまでバラエティに富んだラインアップとなっている。
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ワーナー・ブラザース作品の中から、厳選した全15作品を貴重な35ミリフィルムで上映する「ワーナー・ブラザース創立100周年記念上映“35ミリで蘇る ワーナーフィルムコレクション”selected by ル・シネマ」が、9月29日(金)より特集上映。
そして、愛にあふれたローマ教皇の真の姿に迫る『旅するローマ教皇』、衝撃の実話の映画化『私はモーリーン・カーニー 正義を殺すのは誰?』、作家パトリシア・ハイスミスの素顔を映し出す『パトリシア・ハイスミスに恋して』、第35回東京国際映画祭で主要3冠を獲得した心理スリラー『理想郷』が、順次公開スタートとなる。
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また、「ドゥ マゴ パリ」が、ル・シネマ 渋谷宮下の各階ロビーで小さなスタンドカフェ「ドゥ マゴ パリ プチカフェ」としてオープン。プチサイズにリニューアルされた名物・タルトタタン、オリジナルブレンドのホットコーヒーをはじめ、特別な映画体験に寄り添うメニューを提供。29日(金)からはプチ・キッシュ、赤ワインにクレーム・ド・カシスを加えたカクテル・カーディナルは『旅するローマ教皇』公開日より提供予定。
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ロビーで目を引く「LIBRAIRIE」コーナーには、アートショップ「NADiff」による特別なキュレーションがなされたブックストアも併設。映画鑑賞の前後にはもちろん、映画を観ない日にも、行くだけでなにかある空間が広がる。
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