中村倫也がスランプ気味だったミステリ作家を演じる「ハヤブサ消防団」の5話が8月17日に放送。川口春奈演じるヒロイン・彩の過去が判明するも、彩が見せたラストの不穏な表情に「謎が深まった」や「ホラー」などの声が上がっている。
田舎に移住したミステリ作家が主人公の本作は、移住先で起こる連続火災の謎に主人公が迫っていくという物語。スランプ気味だった主人公・三馬太郎を中村倫也、映像ディレクターで三馬と関係を持った立木彩を川口春奈、三馬の編集者・中山田洋を山本耕史、ソーラーパネルの営業・真鍋明光を古川雄大、ハヤブサ消防団のメンバーで三馬の友人・藤本勘介を満島真之介が演じている。

※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。
ミステリ作家の三馬太郎(中村倫也)は立木彩(川口春奈)と一夜を過ごした直後、編集者の中山田洋(山本耕史)から、彼女が新興宗教の元信者だと知らされる。しかも、彩が入信していたとされる“アビゲイル騎士団”は数年前、教祖と幹部3名が信者12名を拷問の末に殺害するという凄惨な事件を起こした教団だった。
教祖と幹部は逮捕されたものの何も語らず、動機もうやむやなまま死刑が確定。教団は自主的に解散したが、一部の元信者はいまでも教義を信じているというウワサもあった。そして彩はその教団の広報として、PRビデオを制作していたらしい。
太郎が戸惑いを消化しきれない中、町おこしドラマの撮影がスタートする。監督を務める彩のもと、消防団メンバーもエキストラとして参加。太郎も現場の手伝いに加わるが、気まずくて彩と目を合わせることができない。そして彩から「私たちってどういう関係ですか」と聞かれた太郎はすぐに返答することができず――というのが5話の展開。

その後、彩にふたりの関係を考える宿題を出された太郎は彼女の過去と向き合うことに。彼女の話から、映像制作の仕事をしていた際に脚本を取られ社長のゴーストライターになる未来しかなかったことや、アビゲイルの幹部が弁護士として間に入ってくれたこと、自分と作品をアビゲイルが認めてくれ入信したことが分かった。
事情を聞いた太郎は、現在は教団とは何の関わりもなく事件とも無関係だったと言う彩を受け入れることに。そして彼女を優しく抱きしめるのだが、その時太郎の部屋に飾ってあった謎の女性・山原展子(小林涼子)の写真を見つけた彩は、にっこりと不穏な笑みを浮かべるのだった。
そんな彩の様子にSNSでは「ついに謎の女性・立木彩の過去が明かされた!と思ったら、さらに謎が深まった!面白すぎる」「ほ、ホラーや~ん」「写真を見た彩さんが怖かった」などの声が上がっている。
また「村人の中にアビゲイル騎士団の信者がもっといるのではないか」と具体的な名前を挙げる声も多くあり、今後の展開にもますます注目が集まっている。

【第6話あらすじ】
彩の過去を受け入れ、太郎は交際をスタート。連載小説の最終回の評判もすこぶるよく、彩とともに過ごす何気ない日々に幸せを感じていた。そんな中、太郎は太陽光発電企業“ルミナスソーラー”の営業員・真鍋明光(古川雄大)が集落の一軒の家に出入りしているのを見かけるが、実はその家は太郎が次に放火のターゲットにされるのではとにらんでいた家のひとつだった。
その直後、太郎の背後に消防団メンバーの山原賢作(生瀬勝久)が現れる。実は、賢作は3年ほど前から真鍋を不審に思い、ひそかに見張り続けていたらしい。そこで2人は消防団に真鍋が連続放火に関わっている可能性を伝え、団員たちと次の放火の標的を探るべく聞き込みを始める。太郎は並行して中山田にもルミナスソーラーについて調べてもらうが、その矢先、太郎の住む“桜屋敷”で炎が。そんな中、太郎は連続放火犯が消防団の中にいるという事実に気づき――。
「ハヤブサ消防団」は毎週木曜21時~テレビ朝日系にて放送中。