中村倫也がスランプ中のミステリー作家を演じる「ハヤブサ消防団」の1話が7月13日に放送。テンポの良いストーリー展開や随所に散りばめられた匂わせ演出に「最初から引き込まれた」や「今後の展開に期待しかない」の声が上がっている。
池井戸潤の同名小説を原作とする本作は、主人公が小さな集落で起こる不可解な事件に迫っていくという物語。
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主人公で、父の遺した家を見るために小さな集落へやってきたミステリー作家・三馬太郎を中村倫也、映像ディレクターの立木彩を川口春奈、消防団のメンバーで村の工務店に勤務する藤本勘介を満島真之介、林業を営む山原賢作を生瀬勝久、呉服屋の店主・徳田省吾を岡部たかし、役場勤務の森野洋輔を梶原善、養鶏を営む宮原郁夫を橋本じゅんが演じる。
※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。
5年前に“明智小五郎賞”を受賞した三馬太郎(中村倫也)は、崖っぷちのミステリー作家。新作を出すたびに初版の部数を削られ、筆の進まない日々を送っていた。そんな太郎は、ある日、亡き父が遺した一軒家を確認するため、山間の集落“ハヤブサ地区”を訪れる。そこでハヤブサの豊かな自然に心をつかまれた太郎は、この地への移住を決意。
そして近所に住む同年代の青年・藤本勘介(満島真之介)に誘われ地域の飲み会に参加した太郎は、ハヤブサ地区の消防団に入団しないかと誘われる。一度は断る太郎だが、ハヤブサ地区の消防団の奮闘ぶりを目にし入団を決める。しかし、実はハヤブサ地区では今年に入って3回も不審火が起きており、団員たちも連続放火事件を疑っていた。さらにその矢先、住民・山原浩喜(一ノ瀬ワタル)が行方不明になり――というのが1話の展開。
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かつては札付きのワルで、火事になった家の住人とトラブルがあったことから、消防団では火事は浩喜の仕業なのか?…という意見も飛び出す。しかし浩喜は行方不明になり、死体で発見される。怪しい表情や思わせぶりな表情を浮かべる住人たちの姿に、Twitterでは「怪しい人たくさんいる~」「村人全員怪しく見える」の声が。そして匂わせ満載の演出やストーリーに「1話目からのミステリー感が今後の展開に期待しかない」「期待のはるか上をいっていた」「今までにないミステリーサスペンスが見られそうで次回が待ち遠しくてたまらないです!!!」と絶賛の声が上がっている。
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また4分ワンカットの長回しで撮影された消火シーンでは、「とてもリアリティーがあり、頑張れーと思ってしまいました」「太郎さんのおろおろ感がすごくナチュラル」などの声も。俳優たちの演技や絡みにも注目が集まっている。
【第2話あらすじ】
山間の集落“ハヤブサ地区”に移住し、消防団に入団したミステリー作家の三馬太郎(中村倫也)は、連日練習に駆り出され疲労困憊気味。実は、消防団が日ごろの訓練の成果を披露する“消防操法大会”の開催日が迫っており、分団長の宮原郁夫(橋本じゅん)がピリピリしていた。
そんな中、太郎はハヤブサ地区を襲った連続放火事件の犯人が、先日遺体となって見つかった山原浩喜(一ノ瀬ワタル)だというウワサが出回っていることを知る。しかし、生前の彼に親切にしてもらった太郎は、ウワサの内容に疑念を抱く。そして根拠のないウワサがあっという間に広がったことに違和感を覚えるのだった。
その矢先、太郎は消防団のメンバーで役場勤務の森野洋輔(梶原善)から「相談がある」と声をかけられ、ハヤブサの町おこしの動画企画の手伝いを頼まれる。移住してから気になっていた謎の女性・立木彩(川口春奈)が企画の発案者で映像ディレクターとして参加すると言うが、彩本人の態度はどこか冷淡で――。
「ハヤブサ消防団」は毎週木曜21時~テレビ朝日系にて放送中。