山下敦弘と宮藤官九郎が初タッグを組んだ話題作『1秒先の彼』より本編映像が解禁された。
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京都を舞台に、何をするにも人より1秒早いハジメ(岡田将生)と1秒遅いレイカ(清原果耶)の“消えた1日”を巡る物語を描く本作。
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この度、解禁されたのは、映画をもっと楽しむためのヒントが隠された本編映像。可愛らしいラブストーリーと見せかけて、実は多くの映画的仕掛けが隠されている本作。映画の前半はハジメの視点で物語が展開されていき、彼の身に起こる不思議な出来事の数々が描かれる。
そして映画の後半はレイカが主人公となり、伏線が一つずつ回収され、“消えた1日”に関する謎が明かされていくという仕組みとなっているのだ。
解禁された映像では、一つの出来事をハジメとレイカのそれぞれの視点でとらえた2つのシーンとなっている。まずはハジメの視点。郵便局の窓口に、想いを寄せる桜子がやってくる。ハジメは嬉しそうに番号札を取るようにと合図するが、その様子をみた同僚の小沢がすかさず担当を横取り。桜子は以前ハジメと約束した通り、自身の歌のCDを渡しに来たのだ。
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ハジメは小沢からCDを奪うと、その裏には手書きのメッセージとともにLINEのIDが。自慢げに見せびらかすハジメに同僚は冷たい視線を向けるが、そんなことは意に介さず幸せをかみしめている様子だ。
一方、レイカの視点では、レイカが番号札を取ろうとしていると、ハジメが誰かに気づいたように手を振る。その視線の先には、桜子の姿が。桜子からCDを渡され、はしゃいでいるハジメの様子をレイカは静かにじっと見つめている。レイカの視点の映像の後にハジメの視点の映像を見直すと、桜子がやってくるところで、番号札の発券機のそばにレイカがいることが分かる。
ハジメは桜子に気を取られ、レイカは視界に入っていないようだが、ハジメと桜子の仲睦まじい様子を見つめるレイカの表情は意味ありげ…と、視点が切り替わることで、ふたりのすれ違いがみえてくるというシーンになっている。
本映像のように「実はあの時…」といった細かな仕掛けが劇中には多く隠されており、二度三度楽しめる。なぜ1日は消えてしまったのか? レイカが毎日郵便局にやってくるワケとは? ハジメ視点の前半で張り巡らされた伏線がレイカ視点の後半で見事に回収されていく爽快感をぜひ味わってほしい。
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さらに、どこかレトロな雰囲気のあるデザインの公式グッズの発売が決定。公開日の7月7日(金)より各上映劇場(※一部劇場を除く)と現代オンラインショップで販売開始される。
『1秒先の彼』は7月7日(金)よりTOHO シネマズ日比谷ほか全国にて公開。