ウクライナ制作のアニメーション映画として日本で初めて劇場上映される『THE STOLEN PRINCESS』(英題)がこの度、邦題『ストールンプリンセス:キーウの王女とルスラン』として公開決定。主人公のルスランの日本語吹替版に、グローバルボーイズグループ「INI(アイエヌアイ)」の高塚大夢の起用が決定し、コメント動画が到着した。
本作は、騎士に憧れている売れない役者のルスランと王女ミラの身分違いの恋と、2人が悪の魔法使いに立ち向かう姿を描いたファンタジー・ラブストーリー。
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主人公・ルスラン役を演じるのは、オーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN SEASON2」から誕生した「INI」のメンバーで、劇場映画初出演にして初主演、声優初挑戦となる高塚大夢が抜擢。
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高塚さんが演じる主人公・ルスランは、鳴かず飛ばずの役者として生計を立てながらも、国を守る騎士に憧れている青年。ある日王宮から抜け出した王女・ミラと運命的な出会いを果たし、一瞬にして恋に落ちるが、彼女は悪の魔法使い・チェルノモールの魔術によって、ルスランの目の前で連れ去られてしまった! ルスランは、愛するミラを救出するため、危険と隣合わせの魔法の国へ冒険に出ることを決意する。
さらに、高塚さんからのコメントも到着。「日本初上映のウクライナ映画である本作品。三流役者という肩書きがありながら、騎士に憧れ、愛するミラを救うため不器用なりに困難に立ち向かっていく主人公ルスラン。その姿は、自分と重なるところも多く、等身大で演じられた部分も多かったと思います」とふり返る。
「吹き替え初挑戦ということもあり、時間があれば台本を読み込んでいましたが、読めば読むほど、登場人物の隠れた魅力に気付かされる、とても素敵な作品です。声優のお仕事は、以前から自分でも挑戦してみたいと思っていました。それがこのような形で実現でき、大変嬉しく思います」と明かし、「この映画の魅力が、少しでも多くの方に届けばいいなと思っております」と期待を寄せた。
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また、本作の日本版ビジュアルも完成。高塚さんが演じる主人公・ルスランと、ヒロインのミラが大きく映し出され、2人が悪の魔法使いに立ち向かう姿を表現。キャッチコピーからも、いまなお続くウクライナ侵攻で戦う現地の人々とリンクし、本作のメッセージを表している。
さらにルスランとミラが、冒険で出会う仲間たちや、愛くるしい表情を見せる動物、魔法の世界に生きるドラゴン、悪の魔法使い・チェルノモールらも映し出されており、個性溢れるキャラクターも確認できる。
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本作は、「Elles Films株式会社」の粉川氏が、ウクライナの映画業界への貢献を目的にほぼ全財産で日本上映権を購入。その後、全国規模の劇場公開と日本語吹替版の制作を目指したクラウドファンディングでは、約700人/約950万円が集まった。その盛り上がりを受け、株式会社朝日新聞社、株式会社KADOKAWA、株式会社ねこじゃらし、ユナイテッド・シネマ株式会社といった企業も本プロジェクトに賛同、製作委員会が発足された経緯がある。
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『ストールンプリンセス:キーウの王女とルスラン』は秋、全国にて公開。
※高塚さんの「高」は、正しくは「はしごだか」
¥6,050
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)