内田英治、片山慎三のダブル監督で贈る話題作『探偵マリコの生涯で一番悲惨な日』がポルト国際映画祭で観客賞を受賞した。
伊藤沙莉主演、竹野内豊共演の本作は、歌舞伎町を舞台に、探偵マリコ(伊藤沙莉)が「宇宙人を探してくれ」と依頼されたことから騒動が巻き起こる異色探偵エンタメ。
この度、第40回ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭ホワイト・レイヴン・アワード受賞に次いで第43回ポルト国際映画祭に正式出品され観客賞を受賞し、三大ファンタ映画祭で2つ目の受賞となる。
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内田監督と矢部太郎が現地に赴き、上映前の舞台挨拶に登壇。開始からわずか1分で、場内に笑いが起こり、終始、笑いと驚きの声にあふれた上映となった。内田監督は、満席の場内での上映で、観客の反響が上々だったことに対し、「最初はだれも見に来ないんじゃないかと心配していた。ドアを開けたら満員でよかったなと。ポルトガルの皆さんはとてもフレンドリーなんで、とてもリラックスして上映に出席できました」とコメント。
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上映直後には観客から内田監督に質問が飛び、「歌舞伎町を風刺しているのですが、それがとてもリアル!驚きと、笑いがあること間違いなし!!」「ストーリーが本当によく作られており、非常にオリジナリティがある風刺!」など、賞賛の声が多く寄せられた。
海外の映画祭で次々と評判を呼んでいる本作。日本での公開に向けてますます期待が高まる。
『探偵マリコの生涯で一番悲惨な日』は6月30日(金)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。