W主演の賀来賢人&浜辺美波のほか、戸田恵子、神谷浩史、沢城みゆき、木村昴ら人気実力派声優が出演するアニメーション映画『金の国 水の国』。この度、賀来さん演じる主人公ナランバヤルと神谷さん演じるサラディーンの超重要な密会シーンが特別公開された。
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敵国同士ながら“偽りの夫婦”を演じることとなった、王女サーラ(浜辺さん)と建築士ナランバヤルは、サーラの姉・レオポルディーネ(戸田さん)に招かれ、彼女の愛人である、俳優にして左大臣も務めるムーンライト・サラディーンと出会う。その思慮深さとただならぬ雰囲気に心強さを感じたナランバヤルは、彼にある重要な相談を持ち掛けようと決意。
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公開された映像では、ナランバヤルとサラディーンが<金の国>の居酒屋で密談している。ナランバヤルは、稀代の商業国家である<金の国>アルハミトが実は深刻な水不足に陥っており、貧しくも豊かな自然と水に恵まれた<水の国>バイカリに攻め入ろうとしていることを聞かされる。
遊牧民出身でかつて自分の国が滅んでしまった過去を持つサラディーンは、両国の危機を前にしてもすっかり諦めてしまっている様子だが、ナランバヤルは「しけた事言ってねぇで、欲しけりゃ水だの愛だの全部モノにしちまわねぇか」と、<水の国>から<金の国>へ水路を引くという大胆な提案を持ちかける。それは、敵対する2国間に国交を開くことを意味する、前代未聞の壮大な計画。
お調子者と見られているが、国の未来のために熱弁を振るい、内に秘めた正義感をのぞかせるナランバヤルと、彼の真剣さに胸を打たれ、飄々とした態度から次第に少しずつ熱を帯びていくサラディーン。彼らの心の繊細な動きを見事に表現した、賀来さんと神谷さんの熱演は必見だ。
原作ファンからも人気の高いサラディーン役への起用について、アニメーションスーパーバイザー・増原光幸は「神谷君なら間違いない!」と太鼓判を押し、渡邉こと乃監督も「サラディーンは背負っているものが重く、表面に出ているものは飄々としていて、初めは諦めた心が顕著なキャラクターなので、神谷さんにお願いして良かったなと思っています」と自信をのぞかせる。
そして、一足早く映画を鑑賞した原作者・岩本ナオは「ムーンライトさんの、最初の頃のフワフワした所から大きな勝負に出る所までの、自信の移り変わりの細かい演技が、神谷さんは素晴らしかったと思います」と絶賛している。
一方、ナランバヤルはサーラと共に、誰もが知る俳優であり原作ファンも納得できる演技ができることを条件にキャスティングされているが、渡邉監督は「賀来さんは、神谷さんと一緒にアフレコをされた時に色々と吸収されて、もう一段階演技が上手くなっていたと思います」とふり返っている。
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『金の国 水の国』は1月27日(金)より全国にて公開。