日本未公開となる『若き獅子』をはじめ、独特なラインアップで贈る「インド大映画祭 in ケイズシネマ」が新宿ケイズシネマにて開催決定。ビジュアルと予告編が到着した。
インド映画と一口に言っても、ヒンディ映画、タミル映画、テルグ映画など地域によって言語も文化も異なる多種多様な映画が存在する。
「インド大映画祭」はインド映画を20年以上探求し続けた特定非営利活動法人「インド映画同好会(IDE)」が、日本未公開の新作を中心に「他の追随を許さない」独特なラインアップで選定し、隠れた名作や佳作、賛否両論を巻き起こした問題作や奇作などを日本に紹介。上映を通し、異文化交流や相互理解を少しでも深めていくことを理念としている。
今回の上映作品は次のとおり。
【日本初上陸】『若き獅子』(2018年/148分/タミル映画)
監督:パンディラージ
出演:カールティ(『スルターン』『囚人ディリ』)、サティヤラージ ほか

これぞエンターテインメントミュージカル。裕福な農夫ラナシンガムは息子の誕生を望みつつ子作りに励むが、生まれ続けるのは娘ばかり。ついに彼は妻の妹を新しい妻として息子を作ろうとするが、生まれたのはまたもや娘だった。数年後、最初の妻が偶然身ごもり、念願の息子を産んだところ、その息子を巡って数々の問題が持ち上がる…。
『スルターン』(2021年/150分/タミル映画)
監督:バッキヤラージ・カンナン
出演:カールティ、ヨーギ・バーブ ほか

マフィアの家に生まれたスルターンはムンバイで工学を生業としていた。家業を嫌っていたが、父の死去により家を継ぐことになったスルターンは、暴力を排除し子分らに真っ当な道を歩ませようと悪戦苦闘、農夫に転職する!?
『マンデラ』(2021年/135分/タミル映画)
監督:マドーン・アルヴィン
出演:ヨーギ・バーブ、シーラー・ラージクマール ほか

人気No.1喜劇俳優ヨーギ・バーブが主演の巻き込まれ系社会派コメディ。トイレさえない小さな村スーラングディに住む床屋マンデラは低カーストに属していた。教養がなく文盲の彼は見下されても平然としていたが、ふとしたことから村の選挙に巻き込まれ、思いもよらぬ出来事が彼の身に...。
『カルナン』(2021年/152分/タミル映画)
監督:マリ・セルヴァラージ
出演:ダヌシュ(『グレイマン』『3』)、ヨーギ・バーブ ほか

インド身分制度の最底辺で抑圧、差別と闘う主人公の怒りのリベンジドラマ。抑圧されているコミュニティのポディヤンクラム村にはバス停がなかった。隣村メールールとの関係が悪化するのを打開すべく青年カルナンが立ち上がる。緑豊かな風景とは裏腹に、彼と村を待ち受けていたのは壮絶な運命だった...。
「インド大映画祭 in ケイズシネマ」は2023年1月21日(土)より2週間、新宿ケイズシネマにて開催。