モッシーボトム牧場のクリスマスイブを舞台に描く映画『ひつじのショーン スペシャル クリスマスがやってきた!』より、撮影中のスタジオを捉えた貴重な映像がシネマカフェに到着した。
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シリーズでも珍しい、雪景色のモッシーボトム牧場で物語が進んでいく本作。プロデューサーのリチャード・ビークは「雪を降らせたことで、いままでの牧場の世界観ががらりと変わり、シリーズで見るのとはまったく違う、シャープな印象になりました。実際、雪はこの作品を盛り上げるのに一役買っていると思いますし、本当に幻想的な雰囲気を醸し出してくれました」と本作における雪景色の重要性を語っている。
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そんな雪景色は、撮影後にVFXで雪を描き足した。VFXスーパーバイザーのジム・ルイスは「雪は、大きく3つの要素に分けられて制作されます。1つはスピード感を出すためのもので、非常に細かい粒子がアニメーション化され、遠くの雪の反射を表現するためにカメラの前を通過していきます。次に手前の雪の効果ですが、これはパーティクルシステムで、実際には3D空間にある3Dパーティクルが落下して生成され、風や重力などをコントロールできます。そして、雪の雰囲気を出すために追加した最も重要なパーツの1つとして、風のようなノイズレイヤーがあります。吹雪のように見せるために、実際には雪の粒子ではなく、カメラの前を通過し続ける雲のようなレイヤーを追加しています」と雪景色の制作方法について説明。より自然でリアルな雪を再現するスタッフ陣の職人技が光る。
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さらに、空飛ぶソリのシーンもVFXを使って制作。これは監督のスティーブ・コックスお気に入りのシーンであり、「とても幻想的でクリスマスらしくて、非常に気に入っています」とコメント。
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牧場主が作った瓶ソーダを動力源として空を飛ぶソリ。この動力源となるソーダの泡のエフェクトがVFXによって制作。ジムは「これもパーティクルシステムで、ソリに積まれた各ボトルから放射されています。まず、3D空間でボトルを追跡してその位置を把握し、その位置からパーティクルを放出しています。実際の(泡の)見た目を表現するために、いくつかの異なるスタイルのパーティクルを組み合わせています」と明かした。
『ひつじのショーン スペシャル クリスマスがやってきた!』は12月16日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて2週間限定公開。