2023年2月16日から26日まで開催される第73回ベルリン国際映画祭で、スティーヴン・スピルバーグ監督が金熊名誉賞を受賞することが決定した。
「素晴らしいキャリアを持つスティーヴン・スピルバーグ監督は、世界中の何世代もの観客を魅了してきただけでなく、夢の工場としての『シネマ』に新しい意味を与えました。ティーンエイジャーのいつまでも変わらぬ魔法の世界の中でも、歴史が永遠に刻んだ現実の中でも、彼の映画は私たちの感情を満たしてくれる面となり、別の次元へと連れ出します」と同映画祭のディレクターコンビが公式HPで声明を発表した。
また、プレスリリース内でスピルバーグ監督について「キャリアを通じて計19回アカデミー賞にノミネートされ、現在までに3度オスカー像を手にしている。史上最も成功した映画監督」と説明。
金熊名誉賞は1982年に創設されたベルリン国際映画祭の名誉賞で、映画界に大きな貢献をした業界人に贈られる。これまでの受賞者にはジェームズ・スチュワート、アレック・ギネス、オリヴァー・ストーン、ウィレム・デフォー、ヘレン・ミレン、イザベル・ユペールらがいる。
授賞式にてスピルバーグ監督の最新作『The Fabelmans』(原題)が上映されるという。