市川実日子と中島歩が出演するグルメドラマ「À Table!~歴史のレシピを作ってたべる~」の放送が決定した。
吉祥寺から徒歩20分。近くに畑の直営販売も多くあるのんびりした地域。海外に住む親戚の家に安く住まわせてもらっている夫婦のジュン(市川実日子)とヨシヲ(中島歩)。2人は結婚15年目で妻のジュンは大学の学部内の事務員をしている。夫のヨシヲはもう3年も単身赴任で長野にいる。
最近、リモート作業が多くなり、東京に帰ってきた。ただ、忙しいときは単身赴任で長野に戻る。そんなとき、ジュンの知り合いの教授から海外の歴史レシピを見せてもらい興味を持った。日本にない食材も現代のもので代用できると教わり、身近な食材で歴史に残るレシピの再現を試みようと夫婦で“歴メシ”を始める――。
本作は、歴史料理研究家・遠藤雅司のレシピ本「歴メシ!決定版 歴史料理をおいしく食べる」のドラマ化。吉祥寺から徒歩20分のところに住む、結婚15年目の夫婦、主人公・藤田ジュンとその夫・ヨシヲの夫婦の物語を、歴史レシピと共に描いていく。「人生はシナリオ通りに進んでいるのでは?」「価値観が合うというだけでなぜ何十年も一緒に居られるのか」――小さな摩訶不思議な疑問などがクスッと笑えるそんな物語だ。
本作の主人公・藤田ジュンを演じる市川さんは「脚本を読むと、歴史は今としっかり繋がっていること、ひとにとってのごはんを作る時間…、ジュンにとってのごく身近なひと、その相手との時間の流れ、自分の中にあるどうしようもないこと…、様々なものが描かれていました。私自身、歴史に興味はあるけれど、教科としては苦手でしたが、このドラマでは、食事を通して、どんな人物だったかという点にも触れています。歴史上の人物にだって日常があって、物語があって、だから食事も進化してきた。へぇ!と何度も口にしながら、この、おもしろい、もっと知りたいと感じる気持ちが、作品にも反映されるといいなと思いました」と本作の印象を語る。
夫・ヨシヲ役を務めるのは、連続テレビ小説「花子とアン」『偶然と想像』に出演した中島さん。「市川さんとは共通の友人を通して知り合いましたが、初めてとは思えないほど楽しく会話ができて気さくで素敵な方だなと思いました。きっと愉快な夫婦が演じられると思います」と言い、「なんとなく観てるとニヤニヤ笑えて、ほうほうと歴史の勉強にもなって、そのうち歴メシを作りたくなっちゃうようなドラマにできたらと思います。お楽しみに」と呼びかけている。
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脚本は、漫画「ラジエーションハウス」(集英社)の原作を手掛ける横幕智裕。監督は、マーティン・スコセッシやポン・ジュノ、ジョン・ウーなどの助監督を務めた吉見拓真が担当する。
月曜ドラマ「À Table!~歴史のレシピを作ってたべる~」は2023年1月9日(月)22時30分~BS松竹東急にて放送開始(全12話/各話30分)。