クリステン・スチュワートがダイアナ元妃を演じ、アカデミー賞にノミネートされた現在公開中の映画『スペンサー ダイアナの決意』より、メイキング写真が公開された。
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10月14日に公開を迎えた本作は、3日間で約3万人を動員し、週末のランキングでは洋画実写動員No.1のスタートを切った。
映画のメインロケ地となったのは、イギリスではなく、ドイツにある英国調の古城ホテル「シュロスホテル クロンベルク」。建物内部のシーンの大半は「ノルトキルヒェン城」で撮影された。イギリスでの撮影は、不必要なメディアの注目や余計な詮索が懸念されたため、ドイツで決行することとなったという。今回公開されたメイキング写真では、ダイアナ役のクリステンやクルーが伸び伸びと撮影に励む姿が写し出されている。
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また、美しい劇中の装飾品や衣装が映画を楽しむポイントとなっている本作。メイキング写真も映画のスチール写真同様、うっとりする出来となっている。
プロダクションデザインを務めたのは『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』や『インセプション』のガイ・ヘンドリックス・ディアス。「バッキンガム宮殿が映画の舞台だったら、誰もが見たことがあると思うけれど、サンドリンガム・ハウスに関しては調べることはできても、どんな建物か知っている人は少ない。そのため実物に忠実であることに捉われ過ぎずにセットをデザインすることができた」と説明。
「普段現場で私がキャストと関わる機会はほとんどないけれど、本作は今までのどの現場にもなかったとても不思議な感覚があった。クリステンがセットに入って初めて、セットが完成したように感じた」とクリステン演じるダイアナの存在感の大きさに感銘を受けたという。
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さらに現場では、監督のパブロ・ララインが自らカメラをかまえる姿がしばしばあったそう。ティモシー・スポールはラライン監督について語ったインタビューの中で「パブロは最も素晴らしい監督の一人で、完璧な知識を持って我々俳優から正しい演技を引き出してくれる。そして彼は独創的でもあって、自分で映像や写真を撮ってその中から何かを発見しているみたいなんだ。撮影中、突然自らカメラを構えて撮影しだすんだけど、きっとそれは自分が何を望んでいるのかを理解し、自ら明確に形にできる才能があるからだと思う」と明かしている。
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本作のスチール写真もほぼラライン監督が撮影したもので、ムービーではなく静止画でも撮影しながら、映画のイメージを膨らませていたことが分かる。
『スペンサー ダイアナの決意』は全国にて公開中。