慰安婦問題に切り込み、2019年4月より劇場公開され話題となったミキ・デザキ監督『主戦場』。2022年春の3年ぶり劇場アンコール上映に続き、9月29日(木)より待望のデジタル配信が決定した。
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慰安婦たちは「性奴隷」だったのか? 「強制連行」は本当にあったのか? なぜ元慰安婦たちの証言はブレるのか? そして、日本政府の謝罪と法的責任とは......? 次々と浮上する疑問を胸にデザキ監督は、櫻井よしこ(ジャーナリスト)、ケント・ギルバート(カリフォルニア州弁護士/タレント)、杉田水脈(政治家)、渡辺美奈(女たちの戦争と平和資料館)、吉見義明(歴史学者)、中野晃一(政治学者)、ユン・ミヒャン(韓国挺身隊問題対策協議会)、パク・ユハ(「帝国の慰安婦」 著者)など、日・米・韓のこの論争の中心人物たちを訪ね回った。
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いまだに燻り続ける論争の裏に隠されたあるカラクリとはーーいま最も挑戦的なドキュメンタリー
さらにデザキは、おびただしい量のニュース映像と記事の検証と分析を織り込み、イデオロギー的にも激しく対立する主張の数々を小気味よく反証させ合いながら、精緻かつスタイリッシュに1本のドキュメンタリーに凝縮していく。そうして完成したのが、驚くべきデビュー作『主戦場』。映画はこれまで信じられてきたいくつかの「物語」にメスを入れ、いまだ燻り続ける論争の裏に隠された“あるカラクリ”を明らかにしていくが…。
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映画公開後に出演者の一部がミキ・ デザキ監督と配給会社の東風に対して、映画の上映禁止や計1,300万円の損害賠償を求める裁判を起こし、その影響から2019年秋の「KAWASAKIしんゆり映画祭」で本作の上映が一時は中止されそうになるも抗議の後押しを受けて“中止が撤回”されるなど、話題を呼んできた本作。
デザキ監督の初作品である本作『主戦場』は、釜山国際映画祭2018ドキュメンタリー・コンペティション部門の正式招待を受け、韓国では劇場公開。ハーバード大学、スタンフォード大学など世界50以上の大学や学会で上映され学術的にも高く評価された。
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本作が未ソフト化、未配信のため、再上映やDVD化、配信を熱望する声がこれまで配給会社に多く寄せられてきたが、この度、日本国内で初めてデジタル配信が決定。
デザキ監督は「いよいよ! 『主戦場』のデジタル配信を開始します! 長い間お待たせして申し訳ありませんでした! ご自宅で映画を観て、お友達やご家族と共有できるようになると思うと、とても楽しみです」と喜びをコメント。「3年にわたる訴訟も今年1月の一審に続き、9月の控訴審でも勝訴しましたので、安心してご覧ください」と語っている。
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『主戦場』は9月29日(木)17時~映像配信プラットホーム「MIRAIL(ミレール)」にて先行配信。
料金:1,100円(税込)
レンタル視聴期間:レンタル購入後48時間