『異動辞令は音楽隊!』の内田英治監督と『岬の兄妹』『さがす』の片山慎三監督がタッグを組み、主演に伊藤沙莉、共演に竹野内豊らを迎えた異色エンタメ『探偵マリコの生涯で一番悲惨な日』。この度、ベルギーのブリュッセル国際ファンタスティック映画祭のホワイト・レイヴン・コンペティション(White Raven Competition)部門への正式出品が決定し、海外ビジュアルと新場面カットが到着した。
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東洋の魔窟と称される歌舞伎町を舞台にした本作は、内田監督と片山監督というインディーズ界出身の2人がタッグを組み、6つのストーリーを分業、1本の映画として創り上げていくというコラボレーションスタイルの意欲作。
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この度、正式出品が決まったブリュッセル国際ファンタスティック映画祭(BIFFF:Brussels International Fantastic Film Festival 2022)は、ベルギーのブリュッセルで1983年から開催されているファンタジー、スリラー、SF作品を対象とする国際映画祭で、今年で40回目を迎える(途中コロナで中止あり)。シッチェス・カタロニア国際映画祭、ポルト国際映画祭と並び、世界三大ファンタスティック映画祭の1つに数えられる。
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本作は『LIFE OF MARIKO IN KABUKICHO』の英語タイトルにて、主要部門であるホワイト・レイヴン・コンペティション部門へ正式出品。それに合わせて初解禁された海外版ビジュアルは、歌舞伎町を舞台に、忍者、宇宙人、ライフルをもつ女性など、本作のエキセントリックでカオスな世界観をイラストで表現したビジュアルで、ジャパニーズ・ファンタスティック・ムービーを色濃く映し出している。
キャスト、両監督よりコメント到着
伊藤沙莉
海外の映画祭に人生で初めて行かせていただいたのが
内田英治監督の作品『獣道』でした。
なので今回の出品は
私自身すごく感慨深いものとなっております。
ポップでダークな、滑稽で切ない世界観を
海外の皆様にも楽しんで頂けたら嬉しいです!
竹野内豊
ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭に正式出品されるとの事で、これはスタッフ、キャスト一同にとって大変喜ばしいニュースです。
内田監督と片山監督は、海外生活のご経験があるからこそ、一つの国の枠に捉われる事なく、独特な視点と感性で新宿の街を映し出すのではないかと勝手に想像が膨らみます。
海外の方々がこの映画を観た時、どの様な反応があるのかとても興味深いです。
内田英治監督
ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭での上映ありがとうございます。いわゆるファンタ映画への愛が強く、今回の上映はとても嬉しいです。本作は、なんでもありのごった煮映画を片山監督と撮りました。海外のお客さんの反応が楽しみです!
片山慎三監督
ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭で選ばれ光栄に思います。
この映画がどう受け止められるのか楽しみでなりません。
気軽に観ていただけると幸いです。
『探偵マリコの生涯で一番悲惨な日』は2023年、テアトル新宿ほか全国にて公開。