世界的ベストセラーを映画化、エリック・バナが12年ぶりにオーストラリア映画で主演を務め、本国でロングランヒットとなったクライムサスペンス『渇きと偽り』が全国公開決定。ポスタービジュアルと予告編が解禁された。
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原作は、ジェイン・ハーパーのデビュー作「渇きと偽り」(ハヤカワ文庫刊)をオーストラリア最高峰の映画人たちが映画化。入念に仕組まれた伏線と意外な真相、そして過去と現在が巧みに交錯していく構成が観る者の心をひきつけ、米映画批評サイト「Rotten Tomatoes」では90%の高評価を記録している(7月現在)。
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主演は、『ミュンヘン』や『NY心霊捜査官』などの作品で知られ、本作が12年ぶりのオーストラリア映画主演となるエリック・バナ。そのほか、世界中の映画界や演劇界で活躍する実力派オーストラリア人俳優たちが脇を固める。
巧妙なサスペンスを描きエンターテインメント作品として人々を魅了しながら、自然に恵まれた観光大国であるオーストラリアがいま直面している問題を生々しく世界に提示する骨太な意欲作。多くの支持を集め、すでに続編も撮影開始されている。
予告編でまず目に飛び込んでくるのは、渇ききったオーストラリアの広大な大地。長い間雨が降らず異様な雰囲気に包まれた町で、バナ扮する主人公・フォークは親友ルークが起こしたとされる一家心中事件の捜査を始めるが、それはやがて自身とルークの身に降りかかった過去の事件を思い起こすこととなる。
疑惑の目を向けられながらも真相を追い求めるルークだが、「この町で真実を見つけられるとでも?」「長い間ウソをつき続けると、それが習性になる」という意味深なセリフから、町の人々も皆なにかしらの嘘を抱えていることが仄めかされる。渇き果てた灼熱の町で、一体何が起きているのか。静かな緊張感がみなぎる映像となっている。
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ポスターは、物語の舞台となる干ばつに襲われた町の渇いた大地が主役となり、フォークとその相棒となる警官・レイコーが事件を捜査する様子が描かれている。「本当にお前が殺したのか――」というキャッチコピーがサスペンス感を煽り、物語の意外な真相を予感させている。
『渇きと偽り』は9月23日(金・祝)より新宿シネマカリテほか全国にて公開。