滝藤賢一がドラァグクイーン役で映画初主演する『ひみつのなっちゃん。』が2023年1月13日(金)より全国公開されることになった。
物語は、大切な友人・なっちゃんの死をきっかけに集まった3人のドラァグクイーンが、なっちゃんのセクシャリティーを知らない家族のため、“ふつうのおじさん”としてお葬式に参列するまでのお話。
岐阜県・郡上八幡の町を舞台に、旅路の中で臆病な彼女たちが隠しごとのない優しさに触れ、少しずつ前向きになっていく姿を描いた、人と人との繋がりがますます希薄になっている現代を生きる人へ贈るハートフル・ヒューマン・コメディ。本作が映画デビューとなる田中和次朗が自らのオリジナルの脚本で監督を務める。
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主演は、2008年に映画『クライマーズ・ハイ』で一躍脚光を浴び、以降「半沢直樹」「俺のダンディズム」ほか「探偵が早すぎる」シリーズ、『孤狼の血』シリーズなど、ドラマや映画の話題作に数多く出演してきた滝藤さん。
今回、滝藤さんが演じる主人公、ドラァグクイーン・バージンのドレス姿を公開。本作には自身もドラァグクイーン、歌手、ライターなどマルチに活躍しているエスムラルダ氏が監修で参加しており、直接指導を受けた滝藤さんが見事なクイーンに扮している。可愛らしさの中に秘めたミステリアスな表情も魅力的で、彼女の素顔がどう描かれるのか注目だ。
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主人公バージンと共に旅をする2人のクイーンを演じるのは、「仮面ライダーオーズ/OOO」で主人公を演じ、以降も『進撃の巨人』『科捜研の女 ―劇場版―』などの話題作に出演し、幅広い層から支持を集める渡部秀と、NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」や『ウェディング・ハイ』『ハケンアニメ!』などで好演し、 名バイプレーヤーとして今話題の前野朋哉。
また、3人の旅のきっかけとなる、なっちゃんの母親役には、『夜の挑戦者』(61)でスクリーンデビュー後、「日活三人娘」の1人として数多くの映画でヒロインを演じて以来、幅広い分野で活躍し続けている松原智恵子が演じている。
滝藤賢一、監修・エスムラルダが「迷いまくっていた私の道標」に
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「今まで色んな役をやらせてもらいましたが、ドラァグクイーン役のオファーは初めてだったので、とてもトキめきましたね! が、同時に難しいチャレンジになると覚悟しました...」と滝藤さんはふり返る。コロナの影響で撮影が2020年から1年延期になったことで「より長く、作品、役と向き合うことができたのが幸運だったように思います」と言い、「この映画の監修に入ってくださったクイーンのエスムラルダさんとお話できる機会をいただいたのですが、役以上に人間として為になることばかりでした。勿論、役として迷いまくっていた私の道標となりました」と明かしている。
ドラァグクイーンとなった自身の姿は、「自分でも驚くほど美しいと思いましたね。ヘアメイクさんやスタイリストさん、スタッフの皆様のおかげです」と語っている。
『ひみつのなっちゃん。』は2023年1月13日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。