6月24日より公開中の韓国映画『ベイビー・ブローカー』が話題の是枝裕和監督。6月29日（水）放送の番組「クローズアップ現代」に、還暦を前に新たな挑戦に取り組んだ是枝監督が出演する。
『ベイビー・ブローカー』は、オール韓国人俳優・オール韓国ロケで製作した、子どもを育てられない人が、匿名で赤ちゃんを置いていくことができるように用意された“ベビーボックス”を巡って出会った人たちを描く物語。本作は、カンヌ国際映画祭で2冠を獲得した。
今回番組では、去年12月、映画の仕上げ作業のために韓国に長期滞在していた是枝監督を取材。製作の合間にポン・ジュノ監督も通ったという「韓国映画アカデミー」を訪ねる様子に密着し、韓国コンテンツの躍進の理由を探ろうとする姿を追った。
さらに、なぜ韓国で映画製作を行ったのか？ という問いに「武者修行という意味合いも。（異国の地で）きちんと言葉にして伝えないといけない環境を経験するのは、演出家としていい訓練」と明かし、製作しながら「命をどう肯定できるか」ということを考えていたと語る、先週行われたロングインタビューを交え、60歳を迎えてもなお走り続ける、是枝監督の飽くなき挑戦の真意に迫っていく。
クローズアップ現代「僕はまだ成長できる ～映画監督・是枝裕和の挑戦～」は6月29日（水）19時30分～NHK総合にて放送（再放送／BS1 6月30日（木）17時30分～）。
