道枝駿佑(なにわ男子)と福本莉子がW主演する、記憶にまつわるラブストーリー映画『今夜、世界からこの恋が消えても』の新キャスト8名が発表。併せて、主人公たちの切ない横顔を写したポスタービジュアルも公開された。
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真織(福本さん)が「前向性健忘」を患っていることを理解し支える、頼れる親友・綿矢泉役には、「この恋あたためますか」や「コントが始まる」、『偶然と想像』など話題作への出演が続く古川琴音。今作の重要な鍵を握る重要人物として、その存在感が今作でも輝く。
「三木監督の作品を観ては“こんな青春があったらいいな”と思っていたので、今回初めて三木組に参加させて頂いて、“監督の作る世界に入れたんだ!”と、とても嬉しかったです」と今作への参加を喜んだ古川さんは、「初めて台本を読んだ時に、自分が大切にしていたことを忘れてしまう悲しさや切なさは勿論、それ以上に真織を支えようとする周りの人たちの愛情に、とても温かい気持ちになりました。凄く切ない物語ではあるんですが、明日を迎えられることや、大切な人と思い出を積み重ねていけることに感謝したくなるような映画になっていると思います」とコメント。
また、「道枝くんと莉子ちゃんとは初共演なのですが、道枝くんは、文字で見ると照れくさくなるような言葉でも、自然にしっくりきて、そういう言葉が似合う人っているんだなと、王子様みたいな方だなと思いました。莉子ちゃんはどのシーンもみずみずしく、凄くキラキラしていて、こういう穢れない存在を泉は守りたかったんだなと、莉子ちゃんを通して感じることが出来ました」と主演2人の印象も明かしている。
透(道枝さん)の姉・神谷早苗役には、「この世界の片隅に」や『おいしい家族』、現在Netflixにて『桜のような僕の恋人』が配信中の松本穂香。透と真織の恋を微笑ましく見守りつつも、未来を案ずるキーパーソンだ。
松本さんは「今までにない挑戦的な役を任せて頂いたなと思っております」とキャラクターの印象を語り、「この映画は大切な人の存在が心の中にあるだけで、ちょっと気持ちが強くなれたり、心が救われたり、そういった人と人との繋がりの温かい部分を丁寧に描いた映画になっているんじゃないかなと思います。初めて台本を読ませて頂いたとき、もう二度と戻らない尊い時間がキラキラと輝いて描かれている作品だなと感じました。是非劇場で見て頂けたら嬉しいです」とメッセージを寄せている。
さらに、透の両親を萩原聖人と野波麻帆、真織の両親を水野真紀と野間口徹、2人の同級生を前田航基、西垣匠が演じることも明らかになった。
また同時に公開されたポスターは、夕暮れの空を背に、眠りにつくと記憶を失ってしまう真織と、そんな彼女を見つめる透の横顔が写し出されている。夜が来るということは、2人にとって今日一日の記憶が消えてしまうことであり、真織の恋もリセットされてしまうことを意味する。そんな夜の手前、黄昏時の残された時間を噛みしめ、慈しむ切ない表情が収められている。
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『今夜、世界からこの恋が消えても』は7月29日(金)より全国東宝系にて公開。