米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア」(略称:SSFF & ASIA)2022が、6月に都内複数会場およびオンライン会場で開催決定。今年は「Meta Cinema(メタ シネマ)~超える・見つける・始まる」をテーマにする。
バーチャル映画館体験、AIが作った脚本によるショートフィルムや脳波を利用した作品分析も
「メタバース元年」と呼ばれる今年、「Meta Cinema~超える・見つける・始まる」をテーマに、映画(シネマ)を超越した新たな映像表現や映画の楽しみ方を提案。コロナ禍の2020年、2021年を経てオンライン施策が発展してきた中、映画祭を通じてより立体的な形で映画・映像の未来を体感できる場、新しいエンターテインメントを見つける場を作り、作り手と見る側とが一緒に映像文化を作っていく活動をスタートさせる。
バーチャル映画館の体験や、AIを駆使した脚本から作られたショートフィルム『少年、なにかが発芽する』の公開(4月28日オンライン会場にて世界配信開始)、人間の脳波を利用し作品分析する二ューロサイエンスがこれからの映像表現にどう活用できるのかを探るトークイベント、また注目のNFTの取り組みなどにも触れる。
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オフィシャルコンペには世界のいまと表現の多様性が集まる
世界126の国と地域から5,720作品が集まった今年の映画祭の中でも、アカデミー賞ノミネート候補につながる「オフィシャルコンペティション supported by Sony」には110の国と地域から3,263作品が集まった。社会的に不安定な中ながら、コロナ禍を経て見えてきた家族や友人との関係を様々な角度から描く作品や、移民、難民たちの視点にファンタジックな魔法・夢を用いつつ現代社会を風刺する作品、現実世界で起きている悲しい出来事から希望を見出そうとする物語を創出する、フィルムメイカーたちの力強さや表現の多様性を感じる作品ばかりとなっている。
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スマートフォン映画作品部門には史上最年少13歳の監督も
今年2年目となる「スマートフォン映画作品部門 supported by Sony’s Xperia」は、人類に警鐘をならすメッセージを1分で表現する作品から、夢と希望を与える正統派ドラマ、プライベートな空間を自由に表現する詩的作品など、様々なジャンルの映像表現でクリエイターの幅とチャレンジの機会の広がりを体現する作品が集結。スマートフォンでの撮影により映画の可能性をさらに広げる、そしてスマートフォンだからこそ成しえた作品群からは、フィルムメイカーの視点をより近くに感じられる新たなエンターテインメントの可能性を感じさせる。
SSFF&ASIA代表 別所哲也よりコメント
コロナ禍、私たちは多くのことを学び、体験しました。
人間。それは、想像する生き物です。
想像力こそ、人間たる所以です。
私たちは、その創造力の森を育て、もう一つの世界を産みだしました。
それがメタバース。もう一つの世界、自分が存在する時代。
2022年、私達は「メタ シネマ」をテーマに、これまでのシネマ、これからのシネマを、ショートフィルムを通じて皆さんと開拓する冒険へと船出します。
ぜひ!乗船を!
別所哲也
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「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア2022」は6月7日(火)~6月20日(月)、オンライン会場は4月28日(木)~6月30日(木)オンライン会場および都内複数の会場にて開催予定。