最強の魔法使いと謳われるダンブルドアとその一族に隠された、ハリー・ポッター魔法ワールド最大の秘密が解き明かされる最新作『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』。魔法動物学者ニュートがダンブルドア先生や魔法使いの仲間たち、マグル(非魔法族)と寄せ集めチームを結成する本作では、ホグワーツ城をはじめ「ハリー・ポッター」シリーズでもお馴染みのアイテムやスポットが次々に登場する。
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今回のキーパーソンであるダンブルドア先生は、「ハリー・ポッター」シリーズでもハリーを導いてきた重要人物。ハリーとダンブルドア先生が闇の魔法使いヴォルデモートとの戦いの中で過ごしたホグワーツ魔法魔術学校の城内には、彼らを助けた魔法アイテムや魔法の部屋がたくさん! そして、『ファンタスティック・ビースト』最新作ではニュートたちのチームはホグワーツを拠点とし、史上最悪の黒い魔法使いグリンデルバルドに立ち向かう。この戦いでの重要なキーアイテムの1つが「血の誓いのペンダント」。そのほかにも特に重要な、シリーズお馴染みの魔法アイテムやスポットに迫った。
魔法使いの最重要アイテム 持ち主を選ぶ<魔法の杖>
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魔法アイテムの中で、魔法使い必携のものといえば魔法の杖。様々な木材で造られており、芯にはドラゴンの心臓の琴線、一角獣の毛や不死鳥の羽根などが使われている。杖が持ち主となる魔法使いを選び、それを手にした魔法使いは、その杖を通して能力を発揮することができる。
持ち主と合わない杖や、折れた杖を使うと能力の発揮が難しく、『ハリー・ポッターと賢者の石』では、ハリーがダイアゴン横丁のオリバンダーの店で初めての杖を購入するシーンが描かれているが、合わない杖を振った時には火花を飛ばしたことも。杖が持ち主を選ぶのは決して偶然ではなく、ハリーとヴォルデモートの杖は、ダンブルドアの不死鳥フォークスの羽が芯になっている「兄弟杖」であるなど、それぞれの魔法使いの使命や運命に、杖は最も密接に関係している重要な魔法アイテムである。
▼グリンデルバルドが持つのは、あの<ニワトコの杖>
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「ハリー・ポッター」シリーズでも物語の重要なキーアイテムとなったのが、ニワトコの杖。「ファンタスティック・ビースト」シリーズでその杖を所有するのはグリンデルバルドだ。
ニワトコの杖は、かつてペベレル兄弟によって創造されたといわれる伝説の「死の秘宝」の1つ。「3つを所有する者は死を制する」と言われ、所有する魔法使いに最強の力を与えるために、その所有をめぐり最も争われた杖である。所有権は、前の所有者に“勝つ”ことで得ることができるが、この杖を扱うことができるのは並外れた能力を持つ魔法使いだけ。そしてこの杖は、間違った使い方をされるとすぐに持ち主を見捨てる。
「ハリー・ポッター」シリーズでハリーやマルフォイが手にする前の所有者はダンブルドアだったが、グリンデルバルドとダンブルドアは「血の誓い」によって互いに戦うことができない。「ファンタスティック・ビースト」シリーズでグリンデルバルドからダンブルドアの手に、どのようにして所有権が渡るのか!? ニワトコの杖は本作でも重要なキーアイテムといえる。
マグルのジェイコブも経験済み!<移動キー(ポートキー)>
あらかじめ指定された時間に、それに触れた者を決められた場所へと移動させることができる魔法アイテム。魔法ワールドで非常にメジャーな移動手段の1つである。生きもの以外の物体なら魔法をかければ何でも移動キーに変えることができるが、マグル(非魔法族)が不思議に思って触れてしまわないよう、“どこにでもよくあるモノ”が移動キーになっていることが多い。
『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』でハリーが初めてこの移動キーを使ったときには、着地に失敗し地面に叩きつけられたほど荒く、移動スピードは速い。そして、『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』で初めて移動キーを体験したジェイコブも、雄叫びとともにバケツの移動キーに吸い込まれていった後、ニュートに何度も「“移動キー”嫌いだ」と言うほど、着地に慣れ、酔う心配がなくなるまで経験を要する移動方法である。ダンブルドアはこれまで何度もハリーたちに移動キーを用意し助けてきたが、最新作の特報でも移動キーと思われる物をダンブルドアが用意していた様子が見られる。いったいニュートたちはその移動キーで、どこに向かうのか!?「移動キーを使いこなす者が戦いを制す」に違いない!
あの寮生活が戻ってくる?ホグワーツ魔法魔術学校<大広間>
イギリス・スコットランドに位置する、歴史やゴースト、そして魔法に溢れた城、ホグワーツ魔法魔術学校。世界一安全と評される古代魔法の牙城でもある。多くの著名な魔法使いを輩出しており、この学校で魔法を勉強することは多くの魔法使いにとっての夢。11歳の誕生日になると入学資格が与えられ、羊皮紙による入学許可の手紙が“本人が受け取るまで”届き続ける。生徒たちはホグワーツ特急に乗って学校へと向かう。
そして、入学した生徒たちが初めて足を踏み入れるのが、この<大広間>。ここでは、組分け帽子による寮を決める儀式をはじめ、様々なセレモニーが執り行われるだけでなく、生徒たちの毎日の食事の場ともなっている。天井には魔法がかけられ、冬には雪が、夏には満点の星空が広がる。日々素晴らしいご馳走が用意されるが、クリスマスなどの特別な日には、魔法使いたちが考えられる全てのメニューがテーブルに並ぶ。食事以外にも、生徒たちは宿題やチェスをして多くの時間を過ごす憩いの場所だ。
最新作の特報では、<大広間>でジェイコブが生徒たちと一緒に食事をとっている姿が見られ、ホグワーツならではの寮生活をもう一度垣間見ることができるかもしれない。
誰がどんなことを願い、扉が開くのか?<必要の部屋>
名前の通り、ホグワーツに存在する、本当に必要としているときにだけ現れる魔法の隠し部屋。自分の望みを強く思い浮かべながら7階の石壁の前を行ったり来たりすると、思い描いた部屋が出現し中に入ることができる。『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』では、ハリーが「闇の魔術に対する防衛術」を教えるために結成した“ダンブルドア軍団”の会合や魔法の練習に使った場所である。ネビルがトイレを探している時に偶然開かれたときは、ネビルが必要とした“トイレ”が備わった部屋だった。
その後、『ハリー・ポッターと謎のプリンス』ではマルフォイがこの部屋をヴォルデモートからの命令を実行するために使っている。ほかにも、多くの生徒や魔法使いたちによってそれぞれにとっての<必要の部屋>が出現し、様々な部屋となり存在してきた。
そして最新作の特報では、<必要の部屋>に立つダンブルドアの姿が確認できる。いったい今作で登場する<必要の部屋>の扉は、ダンブルドアが何を願った部屋として登場するのだろうか?
【番外編】ハリーたちも訪れた!魔法使いの村<ホグズミード>
イギリスで唯一、魔法使いのみが暮らす村が、このホグズミード。村のすぐ近くにホグワーツ特急が停車する駅があり、3年生になるとこの村を訪れることができる。ハリーは保護者であるダーズリー夫妻から、村に行くための許可書にサインを貰えず、最初に訪れた際には魔法アイテム<透明マント>を被り、こっそり村での時間を楽しんだ。
ハニーデュークスやゾンコの「いたずら専門店」などの店が立ち並ぶ街には、パブ「ホッグズ・ヘッド」があり、魔法使いに大人気の飲み物バタービールが提供されている。このパブには、ホグワーツ城と繋がる秘密の道があり、『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1/PART2』ではハリーやネビルらがヴォルデモートとの戦いの中で使っている。ホグズミードにはダンブルドア一族の秘密のカギを握る人物も住んでおり、ホグズミード村は最新作でも重要な場所として登場する!
『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』は4月8日(金)より全国にて公開。
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