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8つの“架空の撮休”が見せる神木隆之介の役者としての真髄「WOWOWオリジナルドラマ 神木隆之介の撮休」

優れたオリジナル作品を多数輩出してきたWOWOWの人気オムニバスドラマ、「撮休」シリーズ。人気俳優が本人役で出演し、バラエティ豊かな監督×脚本家とコラボレーションする名物企画だ。撮休とは、ドラマや映画の撮影期間中に生じる休日のこと。

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8つの“架空の撮休”が見せる神木隆之介の役者としての真髄「WOWOWオリジナルドラマ 神木隆之介の撮休」
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“断捨離”が生む、優しさ溢れる出会い:第3話「捨てる神あれば」

数々のCMを手掛け、人気漫画をスタイリッシュに実写化した『さんかく窓の外側は夜』からコロナ禍の日本社会を鋭く見つめた野心的なドキュメンタリー『人と仕事』まで、幅の広さを見せつけてきた森ガキ侑大監督。本番組で、神木隆之介と池田鉄洋が即興芝居で臨んだオープニングパートの演出も担当した彼が『おじいちゃん、死んじゃったって。』の脚本家・山﨑佐保子と組んで作り上げたのは、なんとも愛おしい物語だった。

数日間の撮休に入り、汚部屋と化した自宅でだらりとゲームに興じていた神木。彼は母親(榊原郁恵が声の出演)からの電話で一念発起し、部屋の大掃除と断捨離を始める。「うまく撮れた」と自負する写真やクマよけスプレー、グローブにトーテムポール……。全然使っていないのに妙に愛着があって捨てるには忍びないモノたちを前にした神木は、フリマサイトに出品。希望者に譲ることにするのだった。

「あるある」「わかるわかる」といった共感性の高いシチュエーションで視聴者を引き付け、その後に神木が希望者の一人ひとりと出会い、人生の悩みを聞き、ちょっとしたアドバイスを送るといったささやかながら優しさに満ちたドラマが展開。MEGUMIや矢本悠馬といった人間味あふれる役どころを得意とするキャストが一人また一人と登場し、神木とのナチュラルな(それでいて飽きさせない)対話劇で魅せていく。

神木の“受け”の芝居の上手さが見事に発揮されており、対話の相手が変わるごとにアジャストし、聞き役に徹しつつもリードしていくというポジションをさらりと演じている。どこまでも自然体に魅せきってしまう、彼の職人芸が光るエピソードだ。(SYO)

パンダのモチーフが心くすぐる:第4話「夢幻熊猫」


姪の桃(長澤樹)と北京ダックを食べに中華料理店に来た神木隆之介。美味しいという触れ込みだがなんだか妖しい雰囲気のある店。店員は「夢の世界だよ」とふたりを特等席に。

料理が出てくるなか、桃は、替えの効かない「実力派枠」の俳優として広く認知されている神木と比べたら自分は「凡人系」だと自虐する。「モブ人生」「何者にもなれず何者にも期待されない」とぼやく桃に神木にも悩みはあると返すが……。

十代の少女が自分の存在意義に悩む様子は、枝優花監督が注目された映画『少女邂逅』を思い出させるものがあった。とても柔らかで傷つきやすく取り扱いに繊細な注意が必要な感情のやりとりを、円卓に向い合ったふたりの会話だけで成立させた。その功労者はパンダ。ところどころ出てくるパンダのモチーフが心くすぐる。こういうセンスが大事だと思う。演劇的な会話劇の脚本は自身で劇団も主宰している山田由梨が担当している 。

「WOWOWオリジナルドラマ 神木隆之介の撮休」は通奏低音として“演じることとは何か”という問いがあるように感じるが、『夢幻熊猫』にもさりげなくそれは描かれている。ある場面で神木が「そしてなおも動かず。プロだよプロ」と盛り上がる身振り口ぶりにそれが現れているような気がした。(木俣冬)

第5話以降も見逃せないエピソードが毎週放送


ここからは、これからオンエアされる第5話以降の見どころを一気に紹介!

2月4日(金)放送・配信/第5話「優しい人」(監督:三宅唱 脚本:狗飼恭子)は、神木と恋人(木竜麻生)のリアルなすれ違いが、切なさをかきたてる上質なエピソード。撮休を恋人と過ごす神木だったが、いつもと様子がおかしい。恋愛モノに出演することを後ろめたく感じていたのだ。それが彼女にバレてしまい……。

2月11日(金)放送・配信/第6話「ファン」(監督:森ガキ侑大/脚本:ふじきみつ彦)には、松重豊、大塚明夫、田中要次といった錚々たるメンバーがそろって出演。神木のファン(松重)と神木がファンである大物声優(大塚)、そしてカフェの店員(田中)が邂逅することで生まれる、ちょっと気まずい時間……。思わず笑ってしまうシチュエーションコメディを、流れるような演技の応酬で魅せる。

2月18日(金)放送・配信/第7話「友人の彼女」(監督:天野千尋/脚本:玉田真也、天野千尋)は、『ミセス・ノイズィ』の天野監督らしい、スキャンダラスな“事件”から物語が急展開していく技巧派エピソード。親友(井之脇海)とその恋人(萩原みのり)とボウリングに出かけた神木だったが、親友が席を外し、親友の恋人と2人きりになってしまう。その瞬間を週刊誌の記者(北村有起哉)に撮られてしまい、焦った神木は……。天野監督の作家性に、劇作家・演出家・監督として活躍する玉田真也の切れ味鋭い言葉選びが加わり、登場人物の関係性がどう転がっていくのか一瞬たりとも目が離せない内容に仕上がっている。

最終回となる、2月25日(金)放送・配信/第8話「遠くにいる友人」(監督:瀬々敬久/脚本:高田亮)では、子役時代を過ごしたかつての役者仲間を仲野太賀、その母親役を坂井真紀が演じている。疎遠になってしまった友を想う、しんみりとしつつも胸に迫るエピソードは、観る者に深い余韻を残すことだろう。

◇過去シリーズにも注目!
「撮休」シリーズ第1弾「WOWOWオリジナルドラマ 有村架純の撮休」、第2弾「WOWOWオリジナルドラマ 竹内涼真の撮休」もWOWOWオンデマンドにて配信中。

「WOWOWオリジナルドラマ 神木隆之介の撮休」を詳しくみる

■放送情報
「WOWOWオリジナルドラマ 神木隆之介の撮休」 毎週金曜よる11:00より放送・配信
(各話放送終了後、WOWOW オンデマンドにてアーカイブ配信)。
【WOWOWオンデマンド】無料トライアル実施中!(https://www.wowow.co.jp/webdirect/

・出演:神木隆之介
安達祐実/成海璃子、藤原季節/MEGUMI、矢本悠馬/長澤樹/木竜麻生
松重豊、大塚明夫、田中要次/萩原みのり、井之脇海、北村有起哉/仲野太賀、坂井真紀/池田鉄洋
・監督:瀬々敬久、森ガキ侑大、三宅唱、天野千尋、枝優花 
・脚本:狗飼恭子、高田亮、篠原誠、ふじきみつ彦、竹村武司、玉田真也・天野千尋、山﨑佐保子、山田由梨

・主題歌:「ノンフィクション」Saucy Dog(A-Sketch)
・制作協力:ホリプロ ・製作著作:WOWOW

《シネマカフェ編集部》

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