デンマーク・アカデミー賞で9部門にノミネートされ、メイクアップ賞と児童青少年映画賞を受賞した『パーフェクト・ノーマル・ファミリー』から、日本版予告編が到着した。
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本作は、俳優として活動したのち、数多くの短編映画を発表してきたマルー・ライマン監督の初長編作。トランスジェンダーをカミングアウトする当事者ではなく、その娘である少女の視点で全編が語られる。90年代末を背景にした、11歳の時に父親が性別移行した経験を持つライマン監督の自伝的な家族の物語となっている。
この度解禁された日本版予告編は、愛のつまった懐かしいホームビデオの映像からスタートし、誰が見ても幸せそうで仲睦まじい家族の様子が伺える。しかしある日、家族全員が揃った食事時に娘たちは両親から離婚すると告げられ、エマと姉のカロリーネは一瞬にして凍りついたように固まってしまう。離婚の理由は“パパが女性として生きていきたいから”だった。
パパの気持ちが全く理解できないエマ。後日設けられた家族カウンセリングでは、顔をマフラーでぐるぐる巻きにして対面を拒絶する姿が描かれ、これからは「アウネーテと呼んでほしい」と言うパパを受け入れることができない。「パパなんか死んじゃえばいい」と、感情のままにひどい言葉をぶつけてしまうエマ。幾多の葛藤の果てに気づいたエマの本当の気持ちに迫っていく。
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『パーフェクト・ノーマル・ファミリー』は12月24日(金)より新宿シネマカリテほか全国にて順次公開。