心理戦は得意?黒木さんは“ハイブリッドタイプ”柄本さんは…
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――おふたりの“不倫相手”に位置する金子大地さん、奈緒さんもぴったりでした。共演されて、いかがでしたか?
柄本:金子くん、めっちゃいいやつなんですよ! なのに、抜け感もあって、寡黙だけじゃない、みたいな。すげえやついた、なんか欠点見つけたいな…って(笑)。
黒木:金子さん、本当にいい子でチャーミングですよね。お芝居に対しても、すごく真面目ですし。奈緒さんもですが、年下のみんなが可愛く見えてしまって(笑)。「みんな可愛い、頑張れ、頑張れ!私も頑張ろう!一緒に頑張ろうぜ!!」みたいな感じでした。
柄本:それは偉いよ。俺は14のときからこの仕事をやっているけど、いつも一番年下で。そのときは別に話す必要もないし、黙っていてもいい、みたいな感じだったの。後輩が出てくると、段々黙っているだけではいけなくなってきて。でも俺、そういうのをやってきたことがないから、本当に後輩とどう接していけばいいかわからなくて(笑)。変わったのは結婚して子どもが生まれてから。何となく現場で年下のこと接することが大丈夫になってきたんですよね。
――そうだったんですね。奈緒さんは、いかがでしたか?
柄本:奈緒さんは、俺、割と「ベテラン感あるなあ」と思っていました! 非常にチャーミングな悪女をやってくれたんですよね。
黒木:安心感ありましたよね。俊夫さんの不倫相手だけど、スカッとしていてカッコいいな、と見ていて思いました。悪女ではあるんですが、「しょうがないか、俊夫さんだったら、引っかかるかな」とさえ思えてくる(笑)。
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――本作は心理戦が見どころのひとつですが、おふたりとも、心理戦は得意なほうですか?計画的なタイプです?
柄本:僕は割と先に先にって考えられるタイプじゃないな。
黒木:私も、得意なほうではないですね。
柄本:しょっちゅううちの奥さんに言われるんだけど…、「一緒にあそこに行こう」と家を出るじゃないですか。玄関を出て、右に行くか左に行くかのルートなんだけど、俺、本当に何も考えないで歩くから、そのとき思った方向に行っちゃうんです。そのときの足の運びによって行っちゃう、みたいな。だから、よく「そっち全然遠回りじゃん!」とか言われる(笑)。着くからいいじゃん、とこっちは思っちゃうんだけど。…女性のほうが気にするのかな!?
黒木:私はあまり気にしないかもです。
――黒木さん、計画的だったり、せかせかしていないタイプなんですか?
黒木:私は計画的ではないところと、せっかちなところが両方あるハイブリッドタイプです(笑)。人がそこに入ってくるとどちらでもいいと自由になれるんですが、自分自身だけだとせっかちです。
柄本:一番いいと思う!
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