浅野忠信が、チャン・ツィイーと共演した中国映画『羅曼蒂克消亡史(原題)/The wasted times(英題)』が『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・上海』の邦題で公開決定、ポスタービジュアル、予告編、場面写真が解禁となった。
舞台は1937年の上海。この街で有力なマフィアのルー(グォ・ヨウ)はある時は財力で、ある時は暴力で冷徹な判断を駆使していまの地位を維持していた。ルーの妹の夫ワタベ(浅野忠信)は日本人だが、上海暮らしも長くルーの良き参謀であった。
ある日、日本の実業家がルーに商談を申し込んできた。それを知ったワタベはルーに日本とのビジネスは危険だと忠告する。後日、実業家は軍人を引き連れてやってきて共同銀行の設立を持ちかけた。ルーは丁重にその話を断るが、提案を断られた男たちは他のマフィアと手を組めば事が進むと判断しルーを暗殺することを計画する…。
一方、華やかな社交界では上海マフィア界を牛耳るボスの妻リュー(チャン・ツィイー)たちが奔放で派手な生活を送っていた。だが、時代の荒波は彼女の人生も飲み込んでいく。
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第二次世界大戦間近の1937年の上海を舞台に、時代に翻弄された男女の血で血を洗う抗争を描く本作。『さらば、我が愛 覇王別姫』や『女帝【エンペラー】』など中国映画の人気俳優グォ・ヨウ、『HERO』や『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』など中国映画だけでなくハリウッド映画にも出演し世界的に活躍するチャン・ツィイーが出演し、主人公の1人である浅野忠信は、マフィアのルーの妹の夫で、ルーを支える日本人ワタベ役で、物語の重要なキーとなる人物を演じている。
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また、音楽を『花様年華』、『グランド・マスター』ほか、海外作品でも活躍する日本人作曲家・梅林茂が手掛け、監督・脚本を中国映画界の俊英チェン・アルが壮大なドラマを完成させた。本作はアジア圏において数多くの賞を受賞しており、豪華日中キャスト、スタッフが終結した注目作だ。
10月22日よりシネマート新宿で開催される「のむコレ’21」でオープニング上映されることが決定している。
この度解禁された予告編では、空襲で焼け野原となった街の様子や軍人たちが映し出され、この時代の不穏な空気が伝わってくる。映像が進むと銃弾やナイフが登場しバイオレンスな展開を予感させる。
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・上海』は10月22日(金)よりシネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国にて公開。