>>『TOVE/トーベ』あらすじ&キャストはこちらから
日本を始め世界中で愛される「ムーミン」。それは画家としてキャリアをスタートさせたアーティスト、トーベ・ヤンソン自身の人生を投影して生み出されたものだった。ムーミンパパとムーミンママが自身の両親をモデルとしたように、ほかの「ムーミン」作品に登場する魅力的なキャラクターたちも、彼女の人生に関わった人々をモチーフとしている。
スウェーデン語で描かれたフィンランド映画としては史上最高のオープニング成績を記録した本作は、公開から7週連続で興行収入ランキング第1位になるなどロングラン大ヒット。更に第93回アカデミー賞(R)国際長編映画賞フィンランド代表へ選出されたのをはじめ、数々の映画賞を席巻した。

この度解禁されたポスターは、トーベが持つ創作意欲や人生への情熱、そして自由へと向かうエネルギーがいまにも溢れ出しそうな彼女の力強い姿を、その人生を投影するような存在でもあった“ムーミン”と共に捉えている。
ポスターに添えられた“スナフキン”の名言「大切なのは、自分のしたいことがなにかを、わかってるってことだよ。」(<ムーミン谷の夏まつり>より)が、本作の監督であるザイダ・バリルートが一番描きたかったという「世界的に知られるムーミンのキャラクターに影響を与えたクールかつ自由奔放な“アーティストとしての人生”」との言葉を更に印象付ける。

今日においても色褪せることなく人々を楽しませ続けるムーミンのキャラクターたちは、いかにして育まれていったのか。映画は、トーベ自身の人生のあり方とともに、その創作の秘密に肉薄してゆく。
『TOVE/トーベ』は10月1日(金)より新宿武蔵野館、Bunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。