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超情報化社会を生きる私たちが抱える問題や矛盾を真正面から炙り出した本作は、三大国際映画祭のひとつであるベルリン国際映画祭をはじめ、世界の映画祭を席巻。スイスで開催の第35回フリブール国際映画祭のメインコンペティション部門、第9回ヘルシンキシネアジア映画祭、第20回ニューヨーク・アジアン映画祭にも立て続けに招聘が決定している。
主演は、『火口のふたり』で第93回キネマ旬報ベスト・テン主演女優賞に輝き、本作でスペインのラス・パルマス国際映画祭の最優秀女優賞に輝いた瀧内公美。また『佐々木、イン、マイマイン』の河合優実、『かぞくへ』 の梅田誠弘、名バイプレイヤーの光石研らが脇を固めている。監督・脚本は、日本の片隅で生きる若者たちの葛藤と不器用な優しさを描いた『かぞくへ』の春本雄二郎。そして長編アニメーション『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』の片渕須直が、プロデューサーとして参加している。
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この度解禁されたポスタービジュアルでは、端に佇む顔の見えない男と制服姿の少女、そして「正しさとは何なのか?」というセリフに挟まれるように立つ瀧内さん演じるドキュメンタリーディレクターの由宇子が、葛藤を抱えた眼差しでビデオカメラをこちらに向けている。由宇子がカメラを向ける先にあるものとは? 3人の関係はどう変化していくのか? 意味深に配置された人物の構図、そして緊迫感溢れる場面写真の数々が、不穏で衝撃的な展開を予感させる。
『由宇子の天秤』は9月17日(金)より渋谷ユーロスペースほか全国にて順次公開。